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日本のTV:ここで改めてお勉強 NHKのチャンネル削減と海外向け放送問題
2006/03/07 02:27
投稿者:
MM編集部
表示回数
3,128
この問題、業界に大きなインパクトを与えることは確実なので、ここらでまとめて勉強しておきましょう。(長いけど頑張って読んで下さい) まずは小泉首相。3月1日に官邸で竹中総務相と会談した際、「NHKのチャンネル数は多すぎる。海外への発信を重視するなら、今までの部分は縮小しなければいけない」というかなり踏み込んだ指示を出した。小泉首相はかねてより・・・ (続く→) 日本発の海外への情報発信として、海外向け放送の強化が必要というのが持論。今回の発言はそれに沿ったもの。 「ワールドTV」 現在、日本の海外向けの放送最大手は、NHKの「ワールドTV」。主な内容は、ニュースや情報番組。サービス範囲は世界180か国、7200万世帯。 全世界を三つの衛星でカバーし、直径2・5メートルのやや大きなパラボラアンテナとチューナーがあれば見られる・・・と規模(だけ)は地球サイズ。 「でも・・・」 正直言ってこの「ワールドTV」、海外でどの程度影響力を発揮しているかと言えば、それは「?」。 CNN、BBC、アルジャジーラのような存在感&ブランド力は無い。 その理由としてあげられているのが、欧米などの都市部では大型アンテナが設置できず、視聴数が伸び悩んでいるという点。こうした問題を解決するためには、CNNのように現地のケーブルテレビ局にチャンネルを確保し、再送信してもらう方法が有効。・・・なのだが、これにはけっこうな費用がかかる。ただでさえ受信料収入が落ち込んでいるNHKにその拡充を期待するのは難しい。 「じゃ、CM入れる?」 さて、2月後半、海外放送を充実させるための費用に関して、「CM収入で賄えば良いのでは?」という声が政府内で浮上した。発端は前総務相の麻生外相。18日のタウンミーティングで、「アジア版NHKを断固つくるべきで、広告も取れ」と発言。続いて竹中総務相も21日の会見で、「幅広くいろいろな意見を踏まえて検討したい」と前向きな発言。 「NHKも乗り気」 「NHKがCM放送する」ってことは、当然、法改正が必要。 政府内ではそれも検討すべきでは?という声が出てきたということ。当事者であるNHKの橋本会長も、2月22日日本記者クラブで、国際放送強化のための財源に広告の導入を検討していることを明らかにした。おっとNHKもついにCM導入か??? 「それってNHK民営化の布石?民放怒る」 このCM容認論に敏感に反応したのが、民放局の方々。民放連会長であるテレ朝の広瀬道貞会長は、2月28日の定例記者会見の席で、海外向けに「NHK以外の公共放送をつくるのも一つの考え方だと思う」と発言。 さらに、「CNNなどは政府の立場を説明しつつ、反対意見も相当激しく議論する。予算で国の承認を得ているNHKに、CNNみたいに魅力ある放送ができるか」と指摘。広告論議の前に、国際放送の実施主体などを再考するべきだと強調した。 ・・・いやー、広瀬会長かなり強気です。ま最近、テレ朝は飛ぶ鳥を落とす勢いだし、日枝ださんの後を継ぎ、民放連会長職に就いたばかりだし、発言にも力が入る。とにかく民放側には、「NHKがCMを導入」→「NHK民営化の布石」という警戒感がある。 日本全国にネットワークを持つNHKに民営化されたら、民放局には強大なライバルが出現することになる。 受信料の不払い問題が以降、NHK民営化論が現実味を帯びてきた。今回の問題も、将来の民営化のための布石になる可能性がある。だから猛反発という訳です。 「金が無いなら、チャンネル数を減らしたら?」 さて、首相の3月1日の発言に戻ります。 「海外に日本はどういう国かを発信するのは重要がある」しかし同時に「NHKの拡大路線を言っているのではない」と。ようするに首相は釘を指した訳です。海外放送には力を入れるべきだがそのための財源は自分でまかなえと。 この発言が注目を集めるのは、海外放送のことを語っているだけではなく、同時に、NHK改革の方向性(規模の縮小&民が出来ない部分のサービス部分の強化)を示しているから。 「そんなこと言ったって・・・」 これに対しNHKの橋本元一会長は、翌日の3月2日にさっそく反論。 「国際放送の財源が厳しいからといって、国内放送を切るというのはどうか。それぞれ役割が違う」 まぁこれは正論ですね。一方で、CM導入の可能性に関しては「(国際放送の)財源は基本的には受信料がベスト」「(広告の導入は)NHKが考える立場ではない」とやや軌道修正。 ・・・どうでしょう、ここまで読んできて、みなさん少し状況が整理できたでしょうか?NHKの改革(民営化)論と、海外への情報発信強化策。 両者は別の話のようだけど、実は深い関わりがある。 それにしても、つくづく、橋本さんって、本当に大変な時期に会長職を引き受けてしまったものだと思います。心労やいかに・・・・。 さて、海外への情報発信の強化は大事だと思いますが、果たしてそのカギが、ここで問題とされているような「資金」なのかについては「?」が残ります。 NHKがこれまで「ワールドTV」にどれだけの額をつぎ込んできたか分かりませんが、半端な額では無いはず。 一方で、アルジャジーラは今や世界に配信されていますが、そんなお金を使っていないと思います。 CNN、BBC、アルジャジーラなどが世界に視聴者を持つのは、その情報に対する需要が大きいからです。果たしてNHKにしろ、民放にしろ、国際的に必要とされる情報をどこまで提供することができるのでしょうか?なんだか、その部分に関する考察が欠けたままだと、同じミスを繰り返すような気がするのですが・・・。
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