海外のTV:BBCが過去10年分の映像をネットで公開へ

国立情報学研究所の主催するシンポジウムでBBCのディレクターが、同協会が進めている「クリエイティブ・アーカイブ」というプロジェクトについて講演を行った。これは、BBCがこれまで蓄積した中で、過去10年間約一万時間映像が対象となるサービスで、視聴者は自由にダウンロードが可能であり、商用目的以外ならば自らが制作するコンテンツの制作にも・・・ "(続く→)
利用することができる。

同プロジェクトは、著作権者や有識者などによる意見調整を経て、05年8月からすでにパイロットテストを実施。07年半ばには本格稼動を始める予定。 BBCのディレクター、Paul Gerhardt氏は講演で「公共放送は図書館と同様に公共の利用についての自由度をもっと高める必要がある。BBCのアーカイブを利用することで、一般市民がメディア・リテラシーを確立し、自ら文化を創造する場を提供する。そのために、Public Lending Rights(公共貸与権)のようなものの設定を想定していきたいと」語った。

なおBBCが同サービスで提供するデジタルクリップのライセンス体系は、米国で普及しているとされるCreative Commonsの考え方が採用されている。Creative Commonsは、ライセンス管理に関して「革新的なアイデアや作品は、何もないところから生まれるのではなく、現在あるアイデアや作品をベースにしながら誕生することが少なくない」というコンセプトから、デジタルコンテンツの制作者が、自分の作品の利用体系を柔軟に決められるよう配慮されている。具体的には、クレジットを明記するなら自由に用いてよい、商業目的での利用を禁止する、オリジナルコンテンツに手を加えることは認めない、個人で編集作業を行って活用してもよいといった条件を、各コンテンツに応じて設定できるようになっている。

BBCでは今後、「当初のサービスが軌道に乗るならば、スポーツ、音楽、演劇など、多彩なジャンルのコンテンツを増やして、さらなる充実を図る予定である」とコメントしている。(Paula Le Dieu氏) 英国映画協会(British Film Institute)、大英図書館(British Library)、自然史博物館(Natural History Museum)、Channel 4なども、BBC Creative Archiveに賛同を表明しているとされ、今後のコンテンツ増強が期待される。

・・・例えばこちらは、以上のプロジェクトの一貫としてテスト運営されている。BBCのラジオのサイトの画面です。ようするに、100以上のビデオクリップを自由にダウンロードして、ビデオ・ジョッキーの気分で、あなた自身の音楽ビデオクリップを作って下さい・・・と。対象は若い層ですね。 http://www.bbc.co.uk/calc/radio1/
Creative Commonsの考え方は、ネットの思想とも合っているし、人々の受信料で運営される公共放送のあり方としても相応しいものなので、今後、発達すると思います。さて日本ではどうなるでしょうか???"

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