マーケット:TIFFCOM開幕 初日~二日~三日目レポート

六本木ヒルズで昨日からテレビの国際マーケットTIFFCOMが開催した。初日の様子をレポートしたい。朝9時、会場内はブース内を飾り付けをする人でかなりにぎわっている。去年までと会場の広さは一緒だが、今年は特設ブースが出来たりして去年までのようなスカスカ感は消えた。ブース数も心なしか増えたような気がする。午前10時、会場はオープンしたが・・・ (続く→)まだ、多くのブースではポスターを貼ったりしている。そう言う、うちもまだ準備中。今回、ブースの前の通路に椅子と机が沢山配置されている。これはいい。狭いブースでミーティングの場所の取り合いをせずに済む。しかしそこで、まったりしてるオジサン達(日本人)がけっこういる。気分は見学か・・・。 11時過ぎからやっと人が来始める。すでにミーティングの予約が入っているブースでは、さっそくバイヤーとの交渉が始まっている。午前中は、台湾勢のバイヤーが多かった。聞けば昨日の夜に着いたという。何人かは顔見知りだが、新規参入組がかなり多い。彼らの本業は例えば番組制作会社だったりする。そして、新しく立ち上がったIPTVやネットにコンテンツ供給するために動いているのだ。人気ナンバーワンコンテンツは、相変わらずドラマだ。うちはドラマは扱っていないので知り合いを紹介する。ドキュメンタリーも買ってね、の一言を忘れずに言う。 午後になって、香港、韓国、中国勢が増える。中国のあるバイヤーは、海外番組を放送する際の政府の許可取りの大変さに愚痴をこぼした後、うちのコンテンツを、まずは許可が出やすいDVDで販売してから、その後、放送局に売りたいと言う。うーん。DVDで出したら、あっという間に偽物が大量に出回って・・・という懸念も頭をよぎるが、お客様にそんなこと言えない。それに、コピーを気にしていたらアジアには売れない。 午後、次のアポまでちょっと時間が出来たので会場を探索にまわる。今年はやはりブースの数が増えているような気がする。なんか雰囲気だけは、MIPCOMに似てきたかな。ただし客の数はそんなに多くない。なんか関係者ばっかりが情報交換している感じ。そして相変わらず顔ぶれのほとんどはアジア人。西欧人は20人に1人位の割合だろうか・・・。パンフ片手に「ねぇねぇこれどうすか?」なんて客引きをしていると、自分が東海道小田原の宿の客引きをしているような気になってしまう。 49階ではスクリーニングをしている。私は行かなかったが、入りがあまり良くないらしい。エレベーターの中でも、「スクリーニングにほとんど人が来なかったけど、うちだけ?」「ううん、うちも全然来なかった」という情報交換がされている。不入りは、雨だからと信じたい。 某制作会社連盟のブースの壁には、なぜか映画のポスターが並んでいる。結局、権利を取ってビジネスをしようと思ったら映画なのだろうか?テレビ大好き人間としてはちょっと寂しい気分になる。結局、映画って海外のエージェントが決まっていることが多いから、自分たちでは売れないしね。 もう一つ、今年気づいたのは、日本語をしゃべれるバイヤーがけっこう来ていることだ。通訳を連れてきている人も多い。向こうもだいぶ判ってきているのだ。片言でも相手国の言語がしゃべるとビジネスは強い。それに比べて、セラー側はどうだろう?日本のブースで、中国語、韓国語の通訳を置いている所はほとんど無いし、中には、日本語オンリーというセラーも居る。なんでそんなに強気なのでしょうか・・・。 さあ2日目はどれだけ人が来るだろうか?そしてうちの番組は売れるだろうか?・・・というか、頑張って、売るぞぉ! --------------------------- 二日目 この日、打ち合わせがあったため昼過ぎから参加。「午前中の人出は?」と聞いたら「まぁまぁ」とのこと。やばいなぁ・・・今日が一番盛り上がらないといけないのに・・・。午後は、中国のバイヤーとの打ち合わせが多かった。対中国ビジネスに関しては去年は台湾のディーラーからの売り込みが多かったが、今年は中国のバイヤー自身が動いている気がする。時代が少しづつ動いているということか・・・。 この日は夕方からATP賞の発表があった。テレビ製作会社の連盟であるATPは毎年、加盟社が作った番組から優秀な作品を選んでATP賞を授与している。それを、今年からはTIFFCOMの時期に併せて発表することにしたのだ。ATP賞の場所はTIFFCOMの会場横のハリウッドホール。グランプリの発表を見に行きたいが、ブースからは離れることが出来ない。うちの会社の作品はどうなっただろう? 6時 TIFFCOMが終わる。ちょうど同じ頃に会場にいる仲間からメールが来る。内容は一言、「残念!」 どうやら、グランプリはもらえなかったらしい。TIFFCOMに残っていた人間が全員ハリウッドホールに移動。おおっすごい人出だ。グランプリを取ったは東阪企画・WOWWOWの『祖国』。壇上ではスタッフの人が喜びのコメントを語っている。みんな笑顔。本当に良かったねぇ。飲みに誘われたけど、一日中立ちっぱなしで疲れたので、早々に帰る。 三日目 ちょっと寝坊した。11時に会場に着く。朝はけっこう混んでいたらしいが私が着いた時はガラーンとしていた。まずはアポを取っていた、韓国のテレビ局の人との打ち合わせを終える。次は携帯配信会社の人とランチを食べながらの打ち合わせ(歓談?)。 午後はベトナムから来た人が改めてブースを訪ねに来てくれる。ベトナムは来年からWTO加盟だそうで、その後は、あの国のメディア事情もかなり変わってくるらしい。国営から民営へ。話を一緒に聞いていた人は、「数年前の中国と事情が似ている」と言っていた。人的交流も含めて、私たちができることはなんでもやりたい。 今年のTIFFCOMの印象だが、やはり人出が少なかったような気がする。人が少なくても「本気で買う」バイヤーが居てくれれば、それでもいいのだが、その数も期待するほど多くはなかった。主催者側も新しい試みを試すなど色々努力をしているようなのだが、それが結果に結びついていないような気がする。やっぱりMIPCOMと時期が近すぎるからだろうか。それから、いままでの二回は「日本のコンテンツを買いたい」という人が多かった気がする。それが今年は「うちの番組・映画を買ってほしい」という人が多かった気がする。 ・・・最終日の最後に背広の軍団が来た。なんか雰囲気が違う人が来たなぁと思っていたらパチンコ業界の人だった。おおっ!!キャラクター買いですか?? 噂では冬ソナの印税は、二桁の億でしたよね。買ってもらいたいなぁ・・・。

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