MediaMonkeys.net
Search
無料ユーザー登録
海外ロケスタッフを探す
地域で探す
国別で探す
所在都市で探す
ロケスタッフ一覧
* 登録する
翻訳者・通訳を探す
通訳を探す
通訳翻訳一覧
* 登録する
さる電で探す
* 登録する
業界ニュース
業界ニュース投稿
サイトマップ
ホーム
メールマガジン
Mail Magazine Vol.634 2011/11/12 『人権侵害それとも内紛? 超優良企業オリンパスのナゼ?』
サイトカレンダー
サイトカレンダーをスキップ
«
2021年
04月
»
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
«
»
ユーザー機能
ログイン
ユーザー名
パスワード
新規登録
パスワード再設定
記事カテゴリ
日本のテレビ
(372)
新番組
(33)
海外のテレビ
(110)
社会情報
(135)
コーディネーター情報
(111)
IT関連情報
(141)
視聴率
(95)
映画
(81)
CM
(37)
韓流
(12)
PR
(61)
ギョーカイ日記
(127)
特別企画
(18)
コラム
(44)
メールマガジン
(503)
教えてください
(36)
マーケット
(14)
MM編集部より
(6)
機材
(25)
Mail Magazine Vol.634 2011/11/12 『人権侵害それとも内紛? 超優良企業オリンパスのナゼ?』
2013/08/15 15:11
投稿者:
MM編集部
表示回数
2,452
みなさん、こんにちは。 昨日の東京は雨が降り続く寒い一日でした。
11月ということを考えると、
この程度の寒さは当たり前です…でも、
今年は夏の終わりが遅かったせいか、
どうやら身体が甘やかされてしまったようで、
寒さが身にしみます。
それが昨日だったのですが…
ところが土曜日の今日は、一転して快晴。
半袖とは言わないまでも、ジャケット無しでも
過ごせるポカポカ陽気です。
11月に入ってから、
こうした気温の乱高下が続いているせいか、
街には風邪引きさんがいっぱい。
通勤電車、打ち合わせ…
どこでも、咳、くしゃみ、鼻水をすする音が絶えません。
さて、昨日は東日本大震災から、
ちょうど8ヶ月目の日でした。
「11日の金曜日」という組み合わせも、あの日と同じです。
しかし昨晩のニュースを見ていると、
まず、TPP、続いてジャイアンツ(後述します)、
トルコ地震から日本人救済…と、
なかなか東日本大震災の話題は出て来ません。
やっぱり人の関心は遠くなってしまったのでしょうか…。
実は、被災地では今一つの問題が深刻化しています。
仮設住宅の「寒さ対策」の遅れです。
関東でも寒さを感じるくらいですから、
東北の被災地はもっと寒い。
すでに、初氷、初霜を記録している所もあります。
今後、ますます寒さが厳しくなる被災地では、
壁の断熱材を厚くしたり、窓や扉を二重にするという、
防寒工事が不可欠なのですが、
仮設住宅に対するこれらの工事が遅れているのです。
特に、遅れが目立つのが宮城県。
宮城にはおよそ400カ所の仮設住宅があるのですが、
防寒工事が行われているのは、全体の5分の1。
すべての工事が終わるのは、年末になる見通しとのこと。
もうその頃は、はぁ…雪景色ですよ…。
県の担当者によれば、
震災後の個人住宅や商店の建設ラッシュのせいで、
作業員の手配が追いつかず、
工事が遅れているとのことなのですが…。
「仮設」住宅とは、あくまで被災者が自立するまでの、
一時的な利用を目的としたもの。
だから、出来ることに限度があるのは分っています。
ただ、阪神淡路大震災の時のことを考えれば、
仮設住宅が、今後、数年間にわたり利用されるケースがあることも、
また最後まで残る住民の多くがお年寄りであることも、
建設時には、すでに分かっていたはずです。
ならば、なぜ作る時に冬を見越した備えが
出来なかったのでしょうか?
その方が、最終的には、予算の節約にもなったと思うのですが…。
「???」が沢山、頭の上に浮かんでしまいます。
ということで今週は「???」なニュースをお伝えします。
■■■人権侵害、それとも、内紛???■■■
先ほど「後述します」と書いた
ジャイアンツの出来事がこれです。
それは、昨日のお昼過ぎに起きました。
仕事をしていたら、突然社内で、
「あっ、ジャイアンツ、ヤバい!ネット見て、ネット!」
…という声が上がったのです。
慌てて、ニュースサイトを開いてみると、
ありました!
「プロ野球の読売巨人軍が、
本日、14時から重大な会見を行う。
内容は、巨人軍のコンプライアンス上の重大な件で、
プロ野球界のルールに関わる事。」
えーーーー? 意味深!
コンプライアンス上の重大な会見?
プロ野球界のルールに関わること?
何?何?何?
もちろん我々の脳裏にすぐ浮かんだのは、
「紳助・吉本のプロ野球版」です。
あの時もこんな意味深な会見予告から
すべてが始まりましたからね。
野球賭博?
八百長?
選手と暴力団とのつながり?
それともドラフトの裏金発覚?
などなど、我が社では仕事も忘れて盛り上がっていたのですが、
あいにく私は14時から打ち合わせが入っていて、
会見を見ることが出来ません。
後ろ髪を引かれるように会社を出て、
気もそぞろに打ち合わせを済ませ、
夕方、オフィスに戻って、みんなに聞いてみると…。
どよーんと冷めた声で、
「結局、ナベツネ批判」
「ただの、内紛だった」…との答え。
なんだ、このトーンの低さ。
いったい、何があったのでしょうか?
14時きっかり会見場に現れたのは、
読売巨人軍の清武(きよたけ)球団代表兼GM。
そして清武代表が読み上げた声明の内容は、
読売巨人軍会長であるナベツネこと渡辺恒雄氏の
独断専行に対する、痛烈な批判。
具体的には…
*すでに組織として決めていたコーチ人事を
ナベツネの鶴の一声で覆された。
*球団オーナーもナベツネの一言で職を剥奪された。
*これまで球団の人事について、
すべて報告し、了承を得ていたのに、
記者の前で「俺は何も報告を受けていない」と言われた。
*こうしたことは、企業の権力者が、
組織の内部統制やコンプライアンスを
無視して行う行為であり、許されない。
人権侵害にもあたる。
…最後の方は、清武代表は涙を流してました。
うーんでも、
これってコンプラインアンス(法令遵守)の問題なのかしら?
どちからというと、ガバナンス(企業統治)の問題のような
気がするけど…。
さて、清武代表によって批判された
ナベツネとはどんな人なのでしょうか。
渡辺恒雄 85歳
読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆。読売巨人軍会長。
世界最多の発行部数を誇る読売新聞の最高権力者とされ、
日本の政治にも大きな影響力を持つとされる人物。
ようするに、超大物。
そして、物言いがかなりキツイ。
ネットには過去の暴言録をまとめたサイトまであって、
それによれば…。
野球編:
プロ野球選手会長の古田に対して
「古田君はバカ」
古田がオーナーと会談を持ちたいと言うと
「無礼な!たかが選手の分際でオーナーと話をしたいとは」
プロ野球参入を希望したライブドアに対して
「ベンチャーか、便所だか知らんが・・・」
巨人の選手である桑田の結婚に対して
「あんな借金まみれの男に、よく嫁が来てくれたな」
1リーグ制に反対するオーナーに対し
「ケツの穴の小さい人といつまで話をしていても、きりがない」
サッカー編:ナベツネはサッカーが大嫌い。
2002年ワールドカップ誘致に対し、
「まぁ無理だろう。俺が潰しに廻るから」
Jリーグの川淵チェアマンに対し
「川淵のバカは独裁者だ。夢を食う獏(バク)だ」
その他編:
安室奈美恵の曲と衣装を見て
「あれは歌じゃなくて土人の踊り。アフリカに行ったらいい。」
取材で取り囲む記者達に
「犯罪者でも被告とか容疑者が付くのに、
記者達に俺だけ「ナベツネ」と呼び捨てされるのは名誉毀損だ!
弁護士に書類を用意させているから待っていろ!!
ヤバイ、このメルマガでもナベツネって書いてた。
告訴されちゃうよ。
まぁ、やんちゃと言えばやんちゃ。
一昔前にはこうした経営者や政治家はいました。
でも、お行儀が良くなった今の日本で、
まだ、こうした本音発言が連発できるのは、
渡辺球団会長の持つ権力の現れとも言える。
ということで、
当然、組織の反撃はすぐにやってきまして…
清武代表の会見より数時間後、
渡辺球団会長によって職を剥奪されたという
桃井オーナーが記者会見を開き、
自分の部下である清武代表の行為を、
「組織を飛び越えてああした会見を開くことこそ、
コンプライアンスに反している」と批判。
うーーん。
桃井オーナーは切られても、
組織に忠誠を尽くすということですね。
誰も首に鈴が付けられなかった、超大物に対して、
毅然と立ち上がり、批判した清武代表という人は、
勇気があると思います。
相当な正義感の持ち主だろうし、
巨人軍に対する愛情も深いのだと思います。
ただ野球ファンとしては、
今日から始まるプロ野球界最大のイベント「日本シリーズ」の前日に、
こうした行動を起こした理由がわかりません。
プロ野球人気に水を差しこそすれ、
盛り上げるとは正反対のことですからね。
不気味に沈黙を守っている渡辺球団会長は今後、
どう動くのか?
日本シリーズが終わってから注目したいと思います。
■■■超優良企業オリンパスのナゼ???■■■
オリンパスという企業の創業は大正8年、
当時は、顕微鏡や体温計を作る会社でした。
その後、オリンパスはカメラ事業に進出し、
さらに内視鏡分野で世界シェア75%という、
世界最大手企業となります。
今や、オリンパスは、
総資産が一兆円を超える日本を代表する
光学機器・電子機器メーカーです。
そんな超優良企業(だったはずの)が、
奈落の底に落ちるきっかけとなったのは、
オリンパス史上初の外国人社長となった
マイケル・ウッドフォード氏が
就任後、わずか半年で解任されてしまったことからです。
解任後、ウッドフォード氏は、
自分は過去に会社が行って来た不正を見つけたために、
解雇されたのだとフィナンシャル・タイムズ紙上で、
告発します。
その不正とは…、
オリンパスが2008年に海外の企業を買収した際に、
ケイマン諸島にあるコンサルタント会社に支払った手数料が、
不当に高かったというもの。
これに対しオリンパスは、
新たに就任した社長が会見を開き、
「手数料の支払いに不正は無い。不正なことはしていない。」と、
ウッドフォード氏の主張を完全否定。
しかし市場はウッドフォード氏の方を信じ、
オリンパスの株価は下落の一途。
ついに、11月1日、オリンパスは会見を開き、
第三者委員会の調査の結果として
バブル時代に作った巨額な負債を隠すために、
「飛ばし」と呼ばれる粉飾決算に手を染めていたことを
公表したのです。
さて「飛ばし」ですが、実はバブル崩壊直後には、
日本の色々な企業でかなり派手に行われていた手法です。
証券会社の中には、お得意様に「飛ばし」を手配することで、
多くの利益をあげていた会社もあります。
「飛ばし」とは、
値下がりしてしまった株などの有価証券を、
決算期が異なる企業に一時的に売却。
決算が終わった後にこれらを買い戻す、という手法です。
そうすると決算の帳簿には「損」が載らないからです。
ところが、こうした手法は企業の財務状態を隠し、
投資家を欺く行為につながります。
そこで、1991年に証券取引法が改正され、
「飛ばし」は事実上、禁止されます。
さらにこの頃から、多くの企業が「連結決算」
(親企業に関連する企業などを一つのグループとみなし、まとめて決算する)を始めます。
飛ばしは、親会社が子会社相手に行うことが多かったので、
連結決算の導入によって「飛ばし」先を見つけるのが難しくなりました。
こうした事情もあって「飛ばし」は急速に廃れ、
相場関係者の間では「昔はそんなことやっていたなぁ」と
認識されるような手法になっていた(はずなのです)。
しかし、今回、オリンパスのような日本を代表する企業が
「飛ばし」に手を染めていたことが発覚し、
「ならば、他の日本企業もまだ「飛ばし」をやっているのでは?」という
疑惑の目が海外の投資家から日本企業に向けられているのは事実です。
アップルを例に出すまでもなく、変化の早い現代においては、
思い切った決断を、スピーディーに下すことが出来る、
強力なリーダーシップを企業は必要としています。
しかし、権力者に物が言えない状況が生み出されれば、
オリンパスのような悲劇が生まれます。
それは、3000人以上(子会社を入れると3万人)もの社員が
日々積み上げて来た信用と実績を、
わずか数人の経営者が下した判断のせいで、
一気に瓦解してしまうという構図です。
読売巨人軍とオリンパスで起きたことは
次元の違うことだと思っています。
しかし両社に共通して感じるのは、空気の風通しの悪さをです。
「変だ」「おかしい」と思っても社内で言えない空気。
それが組織をダメにするのだと思います。
ということで来週、我が社の社員の待遇について
少し、社長に話して来ようかしらん。
話題:
メールマガジン
関連情報
同じ投稿者からの投稿: MM編集部
同じ話題: メールマガジン
記事のオプション
印刷用ページ
トラックバック
このエントリのトラックバックURL:
https://mediamonkeys.net/trackback.php/2013081515113926
この記事にはトラックバック・コメントがありません。
Mail Magazine Vol.634 2011/11/12 『人権侵害それとも内紛? 超優良企業オリンパスのナゼ?』
0コメント
アカウントの登録
古い順に
新しい順に
一覧
入れ子
表示しない
ツリー
[
コメントの投稿
]
以下のコメントは、その投稿者が所有するものでサイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
以下のコメントは、その投稿者が所有するものでサイト管理者はコメントに関する責任を負いません。