Mail Magazine Vol.664 2012/6/18  『高橋逮捕、小沢一郎の​妻の手紙、イワシが教​えてくれること』

みなさんお疲れ様です。仕事祭りは、今週も進行中。

これまで終電が無くなってもタクシーで帰っていたのですが、
ついに一昨日はその時間も無くなり、
六本木のカプセルホテルに泊まりました。

六本木はうちの会社や得意先から
そんなに遠い場所ではないのですが、
滅多に行くことがない街です。

金曜の夜、もとい、土曜日の早朝の六本木は、
本当に「どこの国?いつの時代?」って感じの場所でした。

化粧の剥げ落ちた女の子
やたらテンションの高いアフリカ系の客引き(しかも沢山!)
ぐずぐずに酔っぱらってるサラリーマン
そして路上に散乱したゴミ、ゴミ、ゴミ。

なんだか久々にバブルな香りを嗅いだような…。

そしてカプセルホテルは
お水のお姉さんと、始発を待つ女の子たちで、ほぼ満室。
仕事の合間に仮眠ってのは、私だけだったかなぁ…。


■■■高橋逮捕■■■

最後のオウムともいわれる高橋克也容疑者(54)が
先週、ついに逮捕されました。
舞台となったのは、蒲田駅の近くにある漫画喫茶。

逮捕時の映像に映った高橋容疑者は、
白いシャツを着てさっぱりした様子に見えましたが、
実際には「ヒゲが全体的に伸びていて、
黒くて薄汚れて見えた」(店員談)の状態だったそうなので、
かなり追い詰められていたのだと思います。

実は逃亡を続ける高橋容疑者に対し、
ワイドショーの専門家達は相当高い(?)評価をしていたのです。

「警察の動きを先読みして、したたかに逃げている」
「敢えて手の内を見せて、攪乱する作戦」
「マスコミと監視カメラの使い方がとても上手」

でも、それは買い被りだったようです。

菊地直子容疑者の逮捕の知らせを知り、
それまで住んでいた建設会社の社員寮を飛び出た彼は、
行き場を失い、徒歩圏内にあるビデオ個室などを
転々としていたのです。

確かに今回のように防犯カメラの映像が次々と公開されると、
日本のような小さな国では逃げおおせることが出来ません。
しかも、今回、高橋には最高1000万円の懸賞金が掛けられていました。

不況の時代、1000万円という額は、
人々の関心を誘うのに十分です。

冗談だとは思いますが、電車の中でも何回も
「1000万円」「高橋」という言葉で出る会話を耳にしましたし、
実際、警察には何千件もの通報が寄せられていたそうです。

雑誌によれば、菊地直子の逮捕につながった情報を
提供したのは、彼女と同棲中だったの男性の兄だったとのこと。
カネで弟の内縁の妻を売った訳ですから、
やはり1000万円には効果があったのだと思います。

さて高橋です。
1958年、横浜生まれ。
コンピューター関係の会社に勤めていた彼は
オウム真理教の前身である「オウム神仙の会」に入信します。
古参の信者ではあるものの、教団内での地位は低く
その経歴はあまり明らかにはなっていません。

逃亡中、一時、他の信徒と暮らしていたこともあるようですが、
短気な性格のため、たびたびトラブルを起こしたとも伝えられています。

最近は川崎市内の建設作業員として働き、
その寮で生活していました。
見た目は職人風で、仕事ぶりはまじめ、
行きつけの焼き鳥屋では一言もしゃべらず、
ウーロンハイと焼き鳥を3本を注文する客だったようです。

さて今回の事件で改めてオウムに関する
報道が盛んにされるようになりました。

若いADにオウムについて知ってる?と聞いたら、
ショウコという名前の女の子をいじめっこたちが
「ショウコウ、ショウコウ」とオウムの曲に合わせて
からかって遊んでいたら、大人に怒られたのを
覚えてます、という返事が来ました。

不気味だけど、実際はよくわからない、
それが20代以下の人達のオウムに対する
平均的な知識ではないでしょうか?

私達が次の世代に伝えるべきことは、
オウム真理教が決して狂人たちの小さな集団では
無かったということです。

わずか15人の信徒でスタートした教団でしたが、、
最盛期には、出家信徒が1400人、在家信徒は14000人、
合計15400人もの規模に膨れ上がります。
そして多くの信者は、元は普通の人達です。

例えば、菊池直子がオウムに入信したのは高校生の時。
大阪の名門高校の陸上部員として活躍中に怪我をし、
その治療のためにオウムが主催するヨガ道場に通ったのが
きっかけとなりました。
そんな菊地直子の両親は、娘の逮捕後に「直子へ」で始める手記を発表しました。

そこには、
22年間も音信不通になった娘への悲しみ、
社会への謝罪、
生きていてくれていたことに対する安堵など、
複雑な感情が滲んでいます。
そして文章の最後はこう締めくくられています。

「直子、オウム真理教は理想郷を作れず、作りませんでした。
もう分かっていると思います。オウム真理教はとてもひどいことをしました。
直子、ご遺族や友人はもう殺された人に会えないんです。
被害者は生きていたかったんです。
直子はそのオウム真理教の一員だったんです。
どうか、事実を直視していってください。

直子、あなたに会いたい気持ちで一杯です。
皆さまには申し訳ないことですが、
娘に会いたい気持ちであることをどうかお許しください。

ここに改めて皆様に深くおわびし、また直子に伝えます。」

例えどんな戯言を並べ立てたとしても、
老いた両親にこうした手紙を書かせるような生き方に、
どんな意味があるというのでしょうか?

一方、逮捕後に高橋が警察に発した言葉は以下の通りです。

「本来の自分を変えて生活していたために、
本当の自分が分からなくなってしまった」

私には空虚で絶望のこもった言葉にしか聞こえません。

彼らはこれから逃亡した17年間の償いを始めなければなりません。
そしてこれが終わりではなく、辛い時間の始まりなのです。


■■■ある政治家の妻の手紙■■■

先週号の週刊文春に小沢一郎元民主党代表の
妻が書いた手紙が全文掲載されて話題になっています。

彼女の名前は小沢和子さん。
問題の手紙は昨年の11月頃に
「10名近くの支援者に送った」ものだそうです。

そこには書かれているのは、
妻が夫との離婚を決心するに至った心境でした。

まず夫に隠し子がいることが発覚したが、そのことを謝罪するどころか、
『どうせ、お前も地位が欲しかっただけだろう』
『お前に選挙を手伝ってもらった覚えはない。何もしていないのにうぬぼれるな』
と言われたこと。

長年の愛人に関しては、
『あいつとは別れられないが、お前となら別れられるから
いつでも離婚してやる』と言われ、一時は自殺まで考えたこと。

さらに、昨年の震災後、秘書がやってきて、
『内々の放射能の情報を得たので、先生の命令で秘書達を逃がしました。』
『先生も逃げますので、奥さんも息子さん達もどこか逃げる所を考えてください』と言われ、
『国会議員が真っ先に逃げてどうするの!なんですぐ岩手に帰らないのか!』と言った所、
夫は『じゃあしょうがない。食糧の備蓄はあるから、塩を買い占めるように』と秘書に言い、
その後は家から出なくなったことで、深い失望を感じたこと。

そして最後に、せめて離婚の慰謝料を受けとったら
岩手に義捐金として送るつもりだと綴られています。

和子さんは、元々岩手の有力企業の箱入り娘でした。
小沢一郎とは見合い結婚。
当時、水商売の女性と付き合っていた小沢の将来を心配した田中角栄が、
強引にまとめたものだったと言われています。

恐らくかなり前から冷え切った関係だったと思うのですが、
それでも世間体などを気にして、なんとか結婚生活を続けていた夫婦。
それが、震災という出来事で、
一気に修復不可能なものになったのだと思います。

夫婦の問題はどちらが正しいどちらが間違えているとは
一概には言えないものです。

ただ、67歳の妻が、70歳の夫に対して吐いた
「こんな男」という言葉使いには迫力があります。
もう我慢の限界だという、叫びのようなものが込められています。

そして、母思いだと伝えられる二人の息子が、
なぜ政治家として小沢一郎の跡を継ごうしないのかも合点がいきます。

たとえ国を動かすほどの権力の持ち主だとしても、
家族に愛情をかけることが出来ず、
やがて妻にも子どもにも見捨てられた人。
私には、小沢一郎は、とても寂しい人だという印象しかありません。
そして、家族を幸せにできない人に、国を任せる気も失いました。

恐らく私のように感じた人が多いはずですし、
この手紙は、小沢一郎という政治家に、
はかりしれないダメージを与えるものだと思います。

そして、それこそが妻のやりたかった最大のこと、
つまりリベンジなのだと思います。


■■■地震がくる??■■■

今月初め、千葉県いすみ市の大原漁港で、
大量のカタクチイワシの死骸が発見された。
その量、約200トン!
私もニュース映像で見ましたが、漁港の海面全体がイワシの死骸で
埋め尽くされている・・・といった感じでした。

漁港の人たちによれば、こんなことは初めてとのこと。
どうやら、イワシが一気に漁港内に押し寄せて、
酸欠になったためらしいのですが、
どうしてこんなに沢山?と原因はよく分からないそうです。

そして・・・今週14日には、
神奈川県三浦市の入り江で、
やはりカタクチイワシが約1万匹が死んでいるのが見つかりました。

カタクチイワシは、天敵から身を守るために、
群れを作って泳ぎます。
ですから、もともと大群で移動している魚なのですが・・・
なんか、こう続くと、
海の中で何かが起きているのでは?と疑いたくもなります。
そして・・・
「これは巨大地震の前触れではないか?」という心配の声も。

果たして、そんなことがあるのでしょうか?

実は、その昔、「地震と魚の獲れ高」の研究をしていた
東京大学の教授がいらしたそうで、
その研究によれば・・・
●マイワシの豊漁期の地震活動は、不漁期に比べて2~3倍も多い
●イワシの不漁期には大地震が発生していない、
●1923年関東大震災を起こした大正関東地震(M7.9)、
1974年の伊豆半島沖地震(M6.9)の時には、
イワシの豊漁ぶりが目立った、
●イワシやアジは、地震予知のセンサーより、
非常に高感度のセンサーを持っており、予知の素質がある。
地震による活断層などで海底の物質が溶け込み、
海水の成分が変化すると、敏感に反応するためではないか?

うーむ。
ちなみに、この研究をした先生は、
既にお亡くなりになっているので、
今、お話を聞くことは出来ません。

でも、こうした憶測が出てくる背景には、
3.11以降の私たちの中に、地震に対する恐怖が
あると思います。
今回イワシが打ち上げられたのは、千葉と神奈川。
いつか巨大地震が関東に来るのでは?という不安・・・

どうか、憶測だけで終わりますように!


ということでまた来週!

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