Mail Magazine Vol.755 2014/8/3 『暑さに負けないために 防げなかった惨劇 妖怪ウォッチ』

みなさん、こんにちは。先週は全国どこでも猛暑でした。
ちなみに私は、ロケで京都に行ってましたが、
暑かったです!猛烈に!

東京と京都の暑さは質が違います。
東京が、「カーッ」と暑いとしたら、
京都は、「ネトー、ジトー」と暑い。

京都駅で新幹線から降りた瞬間、
体が熱気が包まれて、まずクラっと来る。

この感覚・・・
かつて香港でクーラーが効いた
ホテルから出た時と同じです。

アツアツのゼリーに身を潜らせてゆく感じ。

そんな、激アツの関西のコンビニには、
”冷凍ペット”なるものが並んでいます。

これはアクエリアスとかCCレモンなど
清涼飲料系のペットボトルを
カチンコチンに冷凍したもの。

通常商品とどう中身が違うのか分かりませんが、
フタにはちゃんと、「冷凍」と書かれています。

冷凍ペットは東京でも売られていますが、
関西のコンビニは扱っている店の数が多いし、
専用棚まで作っているところもある。

冷凍ペットは、
氷が溶けるまでに時間が掛かるし、
飲み始めはやたら甘く、後半はとても薄いという、
難点もあります。

それでも
炎天下では普通の冷えたボトルは
すぐに熱湯になったりますから。
このボトルの存在は本当に助かります。

■■■暑さに負けないために■■■

さて、冷凍ペット以外にも、
日本では様々な猛暑対策用の
”クール商品”が出ています。

その中で私たちがロケで使い
効果を実感したものと言えば・・・

「シャツクール」

これはシャツなどの上からぷしゅーと
吹きかけると冷却感がしばらく続くというスプレー。

色んなメーカーから出ていますが、
ネーミングにキャラが光る小林製薬の
「シャツクール」を今回は使いました。

その仕組みは、

薬剤が衣類に付着する

汗をかくたびに汗の水分に冷感成分が溶け出して肌に伝わる

ヒンヤリ感を感じる

というもので、メーカーによれば、
2時間、冷却感が持続するとのこと。

はっきり言って冷却感が持続するのは
長くて10分程度。

でも確かに、体がスーっとするし、
汗のにおいも抑えられるしで、
ロケ中はどこでもかしこでも、
ぷしゅーっと大活躍でした。


「ひんやりスカーフ」

首に巻いて体を冷やすグッズですが
こちらもメーカーによって色んなタイプがあります。

冷やしたアイスノンを中に入れるタイプ、
吸水性が高い布に水を染み込ませるタイプ・・・

私はロケ中は、後者のタイプを使っていました。

まず冷えた水を布にたっぷりと染み込ませ、
その上からシャツクールを吹き掛ける。
すると暑さの感じ方が全然違います。

なお炎天下では、首の保護は大事です。
水に濡らさなくても、バンダナのようなもので
首回りを隠すだけで、だいぶ体感温度が違います。
夏こそスカーフ、お試しください。

最後に、これは冷却ではないのですが
夏場のロケに欠かせないのが、塩飴(しおあめ)です。

汗を大量にかくと水分と共に
塩分も体から出て行ってしまい熱中症の原因になります。

そんなときに必要なのが塩分の補強。

熱中症対策として売られている塩飴は主に二種類。
粉を固めたタブレット状と、キャンディ状。

レモンの風味がされているものが多く、
舐めても塩辛さはあまり感じません。

ロケではスタッフにペットボトルを配ると同時に
塩飴を渡すようにしていました。

と、炎天下の作業にはクール商品が大活躍なのですが、
最も、大事なことは、適度な休息です。

あと、ひと月もすればこの暑さも和らぐはず。
あまり無理をせずに猛暑を乗り切りましょう。


■■■防げなかった惨劇■■■

忌まわしい事件が、起きてしまいました。

長崎県佐世保市で、高1の女子生徒(15)が
同級生の女子生徒(16)によって殺害されたのです。

殺害の動機は
「人を殺してバラバラにしたかった」
という衝撃的なもの。

その言葉通り、
被害者の体の一部は切断されていました。

これまでも、『酒鬼薔薇事件』など、
何年か毎に猟奇的な事件は起こり、
その都度、世間を騒がせてきました。

しかし、そうした事件の犯人は、ほぼ男性。
女性、それも、少女によるバラバラ殺人事件は、
これまで、あまり無かったことでした。

世間は、猟奇事件を恐れると同時に、
強い関心を持つものです。
まして今回は少女が起こした事件。
各マスコミは猛烈な取材合戦を繰り広げ、
それは今も続いています。

そうした報道によれば、
少女はいわゆるサイコパスと呼ばれる
精神病質者の特徴を
子どもの頃から見せていたようです。

例えば、小学校6年の時に
給食への異物混入騒ぎを起こしています。

これは同級生の給食に5回にわたり
水、ベンジン、液体漂白剤、
靴用の粉末洗剤、衣類の粉末洗剤が
混ぜられていたというもの。

当時は口げんかが原因と思われていましたが、
それぞれ正確に0・3ミリリットルずつ混入されていたことから、
恨みよりも、むしろ、異物が人体に及ぼす影響に興味があり、
”実験”したのではないか?とみられています。

中学入学
少女は医学書を読み、猫などの解剖を始めます。
小動物の解剖はサイコパスに共通するシグナルです。
小さな生き物から、徐々に対象が大きくなり、
やがて人間への興味が押さえられなくなると言います。
少女も警察の取り調べに対して、、
この頃から「人を殺したい」と思うようになったと言っています。

中3
少女は寝ている父親を金属バッドで襲い、
頭蓋骨陥没などの大けがを負わせます。

実は、この頃、少女の家庭環境が大きく変化します。

仲が良かったという母親がガンで急死、
すると、弁護士で地元の名士だという父親は
一周忌が終わらないうちに再婚します。

父親とのことが原因なのか、
少女は一人暮らしを始めます。
日本の場合、15歳の一人暮らしは極めて稀です。

一時期、ワイドショーでは、
この家庭環境の変化が特に強調されて
報道されていました。

妻が死んだあと、すぐに若い女性と結婚した父。
家から追い出される娘。
そうしたことが女子生徒を
異常行動に走らせたのではないか?
という推測です。

確かに、理由の一つには、あったかもしれません。
ただ、そうした環境にある子供たちは他にもいるでしょうが、
こんな事件は起こしません。

人は、つい自分が理解しやすい理由を求めがちですが、
彼女の心が抱える闇はもっと深く理解が難しいものだと思います。

さて今、メディアが問題としているのは、
事件のサインの見逃しです。

まず給食への異物混入事件の時
少女の母親が「しっかり教育します」と謝罪したため、
少女はカウンセリングを受けただけで、
大きな事件にはなりませんでした。

次に父親を襲った事件
父親は大けがを負いましたが
被害届を警察に出さず、
事件は公にはなりませんでした。

少女の近くにいた人間たちは
早くから、その異常性に気づいていたはずです。

わが子を信じたい、自分の力で何とかしたい、
そんな気持ちは分かりますが、
これが体の病気なら親はまず病院に連れていくはず。

事件を内々に処理することに、
自分たちの保身は無かったでしょうか?

そして、最大のサインの見逃しが起きました。

殺人事件が起きる直前、
少女を診察した精神科医から長崎県の児童相談所に、
「小動物の解剖をしている。このまま行けば人を殺しかねない」という
通報がされていたのです。

しかし県は通報に少女の名前が無かったことから、
「何もできない」と相談を放置します。

日本では、他人を傷つける恐れがあると判断された場合、
指定医の診察結果に基づき、知事が緊急措置入院を決定できます。
通報には医師の名前が明記されていたのですから、
すみやかに連絡を取り、入院加療を始めていれば、
悲劇は避けられた可能性が高いと思われます。

サイコパス、
人間としての感情が欠落し、
自らの欲求に従い残忍な行動を犯す。
そうした人間は、人口比で常に一定数
存在すると言われています。

ならば早くその芽を見つけ、
適切な処置を行うことが重要です。

最近の日本は
個人情報に対する意識が非常に高いのですが、
そのことが言い訳となってサインの見逃しが行われ、
こうした事件が防げないのでは困ります。

最後に、今回のニュース、
被害者の少女は実名と顔写真が
バンバン報道されているのに、
加害者少女の方は、写真はもちろん名前も出てきません。

加害者の人権に配慮するのであれば、
被害者にも同じ配慮が必要なのではないでしょうか?
なんだか釈然としない気持ちがしてしょうがありません。


■■■妖怪ウォッチ■■■

妖怪ウォッチ、
みなさんご存じですか?

ポケモンの再来と言われるくらい、
小学生を中心に大大大流行している
コンテンツです。

コンテンツと曖昧に書いたのは、
妖怪ウォッチが、ゲーム、アニメ、漫画、映画と
メディアを多岐にまたがる作品だからです。

ストーリーを紹介すると、
夏休みのある日、何もかもがフツーの主人公が、
妖怪ウォッチを手に入れます。
そして次々と出没する妖怪たちと友達になり、
その力を使い人々の悩み・問題を解決しながら、
大きな謎に挑みます。

ヒットの要素は沢山あるのですが、
まずは笑いです。

ポケモンに比べると小学生の男の子が好きそうな、
笑いの要素が作品には溢れています。
例えば、オナラやウンコがよく登場するんです。
世のお母さんは眉をひそめるでしょうが、
色んなことの行儀がよくなった日本では珍しい
笑いの王道が詰まっています。

次はこれも王道、高いコレクション性です。
ゲームでは、街の中を探して250種類以上の
妖怪を友達にします。
中にはとてもレアな妖怪もいます。

子どもたちは昔から何かを集めたり、
交換したりするのが大好き。
そのツボをきちんと押さえています。

そして、ゲームの中に登場するグッズが
おもちゃとして発売されていることも魅力です。

例えば、
主人公がつけている妖怪ウォッチや妖怪メダルが
発売されていますが、これが大ヒットで品切れ続出。

どうやら品薄感も人気に拍車をかけているようで、
本来なら3000~4000円で買えるものが、
オークションで1万円以上の価格で取引されているなど、
社会問題も起き始めています。

ちなみに先日Googleが発表した
2014年 上半期に話題になったキーワードでは、
妖怪ウォッチが堂々の5位にランクイン。

上位の4つが、
ワールドカップ、ソチオリンピック
羽生結弦、小保方晴子、
というニュース性の高いワードであることを考えると、
妖怪ウォッチが、いかに世間の話題を集めているかが分かりますね。

ゲーム、アニメ、漫画など、
日本のコンテンツ産業は一時期に比べて下火だと言われていますが、
それでも何年かおきには、こうしたメガヒットが生まれる。
すごいことだと尊敬するし、妖怪ウォッチもポケモンのような
世界的なヒットコンテンツになることを祈っています。


ということで今週はここまで。
また来週・・・と書きたいところですが、
来週は夏休みをいただきお休みです!
みなさま夏を元気に乗り切ってください。

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