Mail Magazine Vol.756 2014/8/24 『広島で土砂崩れ 花金の行方』

みなさん、こんにちは。今週の日本は天候が不順で、関東地域こそ暑い夏が続いていますが、各地で大雨が降りました。

■■■広島で土砂崩れ■■■

8月20日、
広島では豪雨により緩んだ山の土が
土砂流となって住宅地を飲み込み、
死者数、40名以上という、
大規模な土砂崩れ事故が起きました。

この事故の報道で私たちが学んだ言葉は
「まさ土」(まさど)です。

「まさ土」は漢字にすると「真砂土」。
読んで字の如く、砂のような土ですね。

これは花崗岩が風化してできたもので、
一つ一つの粒は、岩が細かく砕けたもの。
そのため、普通の土に比べると”もろく”、
水を含むと一定期間は保水するものの、
その後は、強度が一気に落ちるという特徴があります。

実はこの「まさ土」は関西地方に多く、
今回の土砂崩れも「まさ土」地層が引き起こしたと
考えられているのです。

さて今問題になっているのは、
今回の土砂崩れ災害における
「人災」の側面です。

ヘリからの映像を見ていると、
被災地は、山のすぐそば、
斜面に作られた造成地です。

さらに地層は土砂崩れが起きやすい「まさ土」。

そのため専門家の間では、
「日本一地滑りがおきやすいエリア」と言われていたそうで、
なぜ、そんな場所に、行政は建築許可を出したのか?
そこが問われているのです。

山の多い日本では、
「土砂災害危険箇所」と認定されたエリアが、
なんと、全国に52万カ所(!)もあります。
でも、今回の被災現場はこの指定を受けていませんでした。

その理由はいくつかあるようです。

まず、危険箇所の指定には、
事前調査が必要なのですが、
調査には人、金、時間が必要です。
それが追い付かないというもの。

例えば広島の場合、
年間約1200カ所ずつ新規指定してきましたそうですが、
今の財源ではスピードを上げるのに限界があるというのです。

もう一つの理由としては、
不動産価値への影響があります。
「土砂災害危険箇所」の認定を受けると、
売買の際に不利になると、
認定を受けたがらない業者や住民がいるのです。

さて、ある番組が興味深い写真を示していました。
それは1940年代、1970年代、そして現在の
被災地区の航空写真。

それによると住宅地がどんどん山へ近づいていることが
一目瞭然で分かるのです。

「今後、開発するのであれば、あまり地形を変えない。
山を切ったり盛ったりしないで、
その地形なりに住むような開発形態に変えていく必要があると思う」

これは番組中に発していた専門家の言葉のメッセージですが、
こうした教訓が、なぜもっと早く生かされなかったのかと
悔やまれてなりません。

最後に、被災地には多くの救助関係者が投入され、
中には殉職された方もいます。
彼らの活躍によって、一人でも多くの生存者が救出されることを、
そして二次災害が起こらないことを切に祈っています。


■■■花金の行方■■■

先日、あるインターネットリサーチ会社が行った
アンケート結果が発表され、話題になりました。

「飲みに行きたくない平日ランキング」

1位:月曜71.4%
2位:金曜13.8%
3位:火曜6.2%
4位:水曜5.2%
5位:木曜3.4%

1位の月曜はわかります。
できれば月曜は一週間を乗り切る体力を
温存したいものです。

しかし疑問なのは2位の金曜日です。
金曜といえば、かつては”花金”と呼ばれ、
週末を前に明日を気にせず
飲みに行ける日だったはずなのに・・・。

その理由は二つあるようです。

一つ目は、遅くまで飲んで週末に影響するのが嫌だというもの。
二つ目は、金曜日の飲み会は激しくなりがちだから、
というものです。

このアンケートに参加したのは、
全国20代~60代の男女1500名。
ただ金曜が嫌だとあげたのは、
20代に多かったようです。

実はこのアンケートについて
会社の若者にも聞いてみたのですが、
確かに金曜はできれば避けたいという子が
結構いましたね。

週末は大切なプライベート時間、
出来れば朝から充実した一日を過ごしたいのに、
花金で羽目を外してしまうと、ゴロゴロ半日くらい無駄にしてしまう。
それが嫌だというのです。
(はぁ、大人ですね)

さらに28歳の若手(私にはそう見える)は
こう嘆いていました。

「社内でお酒が飲めるという若手(25歳くらいまで)が本当に少ない。
飲みに誘うと、男でも、”ちょっと酒は苦手なんで”と断られる。
最初は先輩と飲むのが嫌で嘘を言っているのかと思っていたが、
どうやら本当に飲めないらしい。」

なるほどねぇ・・・。

私より上の世代は、
”飲むこと”を大事にする人が多かった。
年下と話しても、そんなに面白くはないだろうに、
世代を問わず飲みへの誘いはほぼ強制的で、
そこで「親しく」なった。

私の世代は、多少お行儀がよくなり、
若手を無理に誘うようなことはしなくなった。
でも飲むことが好きな人は多く、
何かと言えば、飲み会を開く。

そして今の若者たちは、お酒自体を飲まない。
お酒は飲むと、強くなっていく。
飲まなければ、弱いまま。
今の若者たちだって鍛えれば、
お酒に強くなるのでしょうが、
そうまでして飲みたいとは思っていない。
だからお酒は飲めないまま。
それでも人生は困らない。
(というか、上手く行く)

若者たちのお行儀が悪いと怒る大人たち。
でも、いざお行儀がよくなってみると、
なぜか物足りない気がする。

さて、お酒を飲まなくなった若者たちは、
どんな未来を作っていくのでしょうか???

今週はここまでです!
来週から多くの小中学校では新学期です。
宿題はやったかな?

では、また~。

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