Mail Magazine Vol.765 2014/11/10 『お前は何がしたいのだ・・・ 流血の銀の是非 ジャパニーズ・ウイスキーを飲んでみよう』

みなさん こんにちは。最近、かなり寒くなってきました。

風が冷たい、雨が冷たい、
とうとう東京にも冬が来たな、という感じです。

・・・なんて、ブツブツ言っていたら、
「こっちに比べたら、そっちは暖かいよ」と
札幌在住の人に叱られてしまいました。

確かに札幌では、
朝晩は、もう零下なんですよね。
そろそろ初雪も近いし。

でも、寒いものは寒いし、
季節が急に変わったせいか、
街中では、風邪を引いている人が増殖中です。
(メディモン2号も家族全員が風邪でダウン中)

いま流行っている風邪は、咳がよく出るタイプ。
電車の中、会社の中、お店の中、
どこに行っても、「コンコン、コンコン」が響いている。

残念ながら、風邪には、特効薬はありません。
早く治すためには、とにかく安静にし、
体を温め、免疫力(白血球)の働きを高めるしかありません。

そして咳が苦しい時は、
こんなことも試してみてください。

1)温かい飲み物を飲む

咳をすると、のどが乾燥します。
のどが乾燥するとさらに咳が酷くなります。
なので温かい飲み物で、
のどを潤すことが大事です。

ちなみにハチミツには、
咳止めシロップの効果があることが
研究で明らかになっています。
暖かい飲み物にハチミツを入れると
効果が上がります。

2)咳を止めるツボを押す

咳止めに効果のあるツボに
尺沢(しゃくたく)があります。
場所は、両腕のひじの内側の横じわの上、
真ん中より、やや親指側寄りです。
押すとグッと指が入る部分がツボです。
これを強めに押すと、
咳を止める効果があります。

3)背中を温める

背中にも、咳を止めるツボがあります。
場所は、肩甲骨の間と、首の付け根の下あたり。
この辺りを温めたり、マッサージしましょう。
「尺沢」のツボには咳を止める力がありますが、
背中のツボには、咳の神経をゆるやかに鎮める効果があります。


■■■ お前は何がしたいのだ・・・ ■■■

先日、韓国で行われたアジア大会で、
記者のカメラを盗んだとして、
日本代表団を追放された競泳男子の
冨田尚弥選手が釈明会見を行いました。

まず事件のあらましから・・・

9月25日、昼前、
その日、試合の無かった冨田選手(25歳)は
プールサイドで他の選手の応援をしていました。

同じ時刻、冨田選手と同じプールサイドにいた
韓国の記者が席を外した際、
カメラ(キャノン製日本円で80万円程度)が盗まれました。

さっそく警察がプールサイドの
監視カメラをチェックした所、
日本のユニフォームを着た人間が、
カメラのレンズを外し、バッグに入れる姿が
映っていました。

そこで日本の水連関係者を呼び、
映像に映っている人物の特定を行った所、
冨田選手の可能性が高まりました。

翌日、地元の警察は、
冨田選手の試合が終わった後に、
事情聴取を行います。
そこには水連の関係者も同席していました。

監視カメラの映像を見せられた冨田選手は、
犯行を認め、動機として
「見た瞬間、欲しくなった」と供述します。

その後、警察が選手村の部屋を捜索すると、
同選手のスーツケースから
盗まれたカメラが見つかります。

これにより冨田選手は日本選手団から追放処分を受け、
水連からも1年半の選手登録停止処分を受けます。
冨田選手は、帰国後、所属企業(デサント)からも解雇されます。

アジア大会での帰国時、
冨田選手は空港で日韓の報道陣を前に、
「このたびは大変お騒がせして
誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げます。

と、ここまでが約一ヶ月半前の出来事でした。
しかし、11月6日、冨田選手は突然、
名古屋市内で会見を開き、
カメラを盗んだ事実はない、と無実の訴えを行うのです。

会見で冨田選手が語った
主張を簡単にまとめますと…

*カメラは、競技場で迷彩服を着た男に
バッグに入れられた。

*その時はカメラだとは分からず、
黒い塊としか分からなかった。

*男が怖かったので、
そのままバックを持って宿舎に帰った。

*宿舎でバッグを開けたら黒い塊はカメラだった。

*レンズが付いてなかったので、
壊れていると思い、捨てようとした。

*しかし宿舎は他の選手と相部屋で、
ゴミ箱が無く、カメラを捨てたら迷惑になると思い、
自分のスーツケースの中に入れた。

*警察での取り調べの時は、
通訳の日本語が下手で内容がよく分からなかった。

*認めなければ国から出さないと言われたので、
自分はやっていなかったが、犯行を認めた。

*取り調べ中に監視カメラの映像を見せられたが、
スマートフォンの小さな画面だったので、
何が映っているか、よく分からなかった。

*自分はやっていないので、
真実を知って欲しくて会見を開いた。
ただ裁判を起こす気はない。

とのことなんですが・・・

ふーむ・・・。
ふーむ・・・。
ふーむ・・・。
ふーむ・・・。

疑わしきは罰せず、という言葉もありますが、
今回の釈明は、ちょっと苦しい。
突っ込むポイントが多すぎる。

例えば、

異国で、怪しい男にいきなり不審物を
自分のバッグに入れられたら、
普通はもっと騒ぎます。

その時は怖くて何も言えなくても、
怪しい男と離れたら、誰かに相談します。

何より、バッグからその物体を
すぐに出そうとするはずです。
(爆薬だったら怖いし・・・)

でも冨田選手は宿舎への帰り道、
一緒になった選手に、
怪しげな男のことや黒い塊について一言も話さず、
さらに、警察の取り調べでも、何も話していません。

取調べの際、
通訳の日本語が下手だったと言っていますが、
実はこの通訳は日本側が手配した人で、
水連によれば日本語が堪能な人でした。

もちろん気が動転していて
通訳の日本語が理解出来なかったという
可能性はあります。

でも、何時間も聴取された訳ではないし、
普通は、身の覚えの無い犯行を、
そんなに簡単に認めることはありません。

しかも、警察の聴取後、
カメラを盗まれた記者と示談交渉を行い、
最後には笑顔で握手しています。

そして空港では報道陣を前に謝罪の言葉を
口にするのです。

もし濡れ衣なのであれば、
なぜ、こんなことをしたのでしょう?
常人にはまったく理解できません。

その辺り、会見でも記者から
散々、突っ込まれていましたが、
冨田君って言葉が下手なのか、
説明がどうしてもよく分からない。
肝心なところはモヤモヤしたままです。

会見には弁護士も同席していましたが、
この人も何の役にも立っていなかった。

冨田選手の無実を信じ、代理人を務めるのであれば、
まともな筋道を説明するサポートをしてほしかったです。

釈明会見というのは
真実を語る言葉の力と
堂々とした姿勢が大事なのです。

でも会見中の冨田選手は、
顔は終始、伏せがち。
説明も意味不明な部分が多い。

ショックだったのかもしれませんが、
印象というものは大事です。
冨田選手にとっては、今回の会見で、
さらに傷を深める結果になってしまったような
気がしてなりません。

これからこの話がどう進展するのか・・・

韓国の警察は「解決した事件なので相手にしない」と
大人の対応をしていますが、
今後の進展によっては、
防犯カメラの映像が公開されるかもしれません。

その時、冨田選手はどうするのでしょうか?
映像もねつ造されたって言うのでしょうか?

一時は北島の後継者とも目されたことのある冨田選手。
きっと子供のころから、
苦しい練習を乗り越えてきたはずです。

もちろん冤罪であるならば戦った方がいいのですが、
もし出来心で罪を犯してしまったのであれば、
人生はまだ先が長いのだから、
新たな人生の第一歩を始めて欲しいのだけど、
それはやっぱり無理なのかな・・・。


■■■ 流血の銀の是非 ■■■

8日、中国で開かれた
フィギュアGPシリーズ第3戦・中国杯の練習中に
羽生結弦(19)が中国選手と激突するという
事故が起きました。

ぶつかった後、氷上に倒れた羽生選手は
2分間もの間、ピクリとも動かず。

やっと到着した救急隊員に支えられ立ち上がると、
なんと、顎、頭部から真っ赤な血が流れ落ちている・・・。

この時、観客、視聴者、関係者は、その怪我の重さに、
羽生選手は試合を欠場すると思っていました。

しかし、その後、試合が始まると
羽生選手は頭部を包帯で巻いた痛々しい姿で
リンクに登場し、試合に臨んだのです。

結果は、ジャンプなどでの失敗はあったものの、
無難に演技をまとめ、見事、銀メダルを獲得。

張りつめていた緊張の糸が切れたのか、
演技後、大号泣した羽生選手の姿に
多くの観客もまた涙、涙、涙・・・したのです。

さて、この怪我を負っての出場については、
賛否両論の意見が出ています。

おそらく出場に関しては、
コーチや医師など専門家の、
「出ても良い」という判断があった上での
ことだと思われます。

そして、大会の顔である羽生選手には、
ソチオリンピック金メダリストとしての
強い責任感もあったと思われます。

結果として大会は大きな注目と感動を集めて
終わることが出来ました。

しかし一方で、
練習から試合までの僅かの時間で、
きちんとした検査など出来るわけもありません。

激突によって脳が負ったダメージなど
調べる余裕も無く、
ホッチキスで傷口を止めるような、
応急措置で試合に出たことについては、
懸念の声が上がるのも当然です。
(ちなみに激突した相手の中国選手は欠場しました)

今回、日本のマスコミ報道では、
流血姿で氷上の舞を見せた羽生選手の気力を賛美しつつ、
今後が心配・・・という論調が各社共通の姿勢となっています。
(いつもながらの横並び)

昨日、羽生選手は車いす姿で
日本に戻ってきました。
空港で出迎えたファンに対して羽生選手は、
ただただ、謝るような仕草を見せていました。

何に対して謝っていたのか、
彼にしかその真意はわかりませんが、
もしかしたら練習中に起きた事故のせいで、
最高のパフォーマンスを見せられなかった、
自分を責めていたのかもしれません。

ただ、激突する直前の様子を映像で見る限り、
いずれかの不注意による事故では無かった気がします。
不幸な偶然が生んだ事故だったのだと思います。

なお複数の選手が同時に行う試合前の練習については
以前から衝突事故の懸念があがっていました。
年々、フィギュアは高速化が進んでいて、
衝突を避けるのが難しくなっているのです。
この事故をきっかけに何らかの改善策が
設けられることを期待しています。

さて羽生選手には、きちんと検査して、
十分に身体のケアをしてほしいと思います。
そして、もしこの強行出場の裏に、
高橋大輔、浅田真央など、スター選手たちの
相次ぐ引退・活動休止が影響しているのだとすれば、
羽生君には、そんなことは気にせず、
自分のことだけ考えて、演技してほしいと思います。

まだ19歳なんですから。


■■■ ジャパニーズ・ウイスキーを飲んでみよう ■■■

今、和製ウィスキーが人気です。

10月からNHKの朝の連ドラで「マッサン」という
日本のウィスキーの父とも言われる
ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝と
その妻、リタをモデルとした物語が放送されているからです。

このドラマ、実によくできていて、
日本で美味しいウィスキーを作りたいという
マッサン(玉山鉄二←当たり役)のまっすぐな熱意や、
夢を追う夫を異国の地で献身的に支える
妻エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の姿が
毎回、胸を打ちます。

そしてドラマを見終わった後に、
日本で作られたウィスキーを飲んでみたいという
気分になるのです。

そんな中、もう一つ、
和製ウィスキーのニュースが飛び込みます。

3日に発売されたイギリスのウイスキーガイドブック
「ワールド・ウイスキー・バイブル2015」で、
サントリーの「山崎シングルモルト・シェリーカスク2013」が
世界最高のウイスキーとの評価を受けたのです。

同書は、毎年、
世界の4700ものウイスキーの中から
ベストワンを選ぶのですが、
和製ウィスキーが一位に選ばれるのは、
史上初のことです。

さて、ナンバーワンを獲った
「山崎シングルモルト・シェリーカスク2013」の味ですが
専門家の評によると・・・

「繊細で大胆な香り」
「軽くスパイスの余韻が残る」
「ナッツの風味、濃厚で、ドライ」
「ビリヤードの玉のように滑らかな丸みがある」等々、
どれも、高い評価なのです。

実を言うと、今年に関しては、
スコットランド独立を巡る様々な影響で、
スコットランド産ウィスキーの評価が
例年に比べて低いという背景もあるのですが・・・

とにかく今年は、和製ウィスキーが
見直される年なのだと思います。

マッサンの時代から
日本はずっとスコットランドを手本として
ウィスキーを作ってきました。

ただし和製ウィスキーは
日本ならではの特徴もあります。

まず本場のスコッチに比べ、
スモーキーフレーバーが抑えめです。
これは日本人が燻製臭をそんなに
好まないからです。

そして口当たりは重厚というより
軽やかでまろやかな仕上げが特徴です。

私はウィスキー好きではありませんが、
それでも山崎や白州(サントリー)は飲むたびに、
美味しいと思います。
繊細で、優しく、そして奥深い。
飲んでいると、スコットランドの荒々しい景色ではなく、
日本の緑豊かな景色が思い浮かぶような気がします。

で、先ほど、この記事を書いている途中で、
「よし、山崎の12年を久しぶりに買って飲もう!」と思って
近くの酒屋に買いに行ったのです。
でも、売ってない・・・
他の店にも行ってみたけど、売ってない・・・

どうやら和製ウィスキー人気を受けて、
全国的に品薄なのだとか。
ああ、残念・・・。

ということで、また来週!

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