Mail Magazine Vol.766 2014/11/17 『風雲急を告げる永田町 「殉愛」って何?』

みなさん こんにちは! 先日、ジャパニーズウィスキーの記事を書いてから、ウィスキーの熱が高まって、晩酌が止まらないメディモン1号です。

とはいえ、アルコールに弱いので、
ちびちび舐めるようにしか
飲めません。

代わりに、
チョコだとか、ナッツだとか、チーズだとか、
おつまみばかりが進んでしまう。
何のために晩飯のご飯お代わりを我慢したのか・・・。

困ったもんです。


■■■ 風雲急を告げる永田町 ■■■

昨日から今日にかけて、
永田町の動きが
一気に慌ただしくなっています。

まず昨日、
沖縄県知事選の結果が出ました。

今回の選挙で
最大の焦点となったのは、
普天間基地の辺野古移設の是非を
問うものでした。

移設賛成が、現職の知事の
仲井真 弘多(なかいまひろかず)さん(75)

移設反対が、前那覇市長の
翁長 雄志(おなが たけし)さん(64)

結果は、翁長さんが、仲井間さんに
約10万票もの差をつけて勝利。
沖縄の民意は明確に
「辺野古ノー」だった訳です。

これまで、国=自民党=安倍首相は、
辺野古移設を「すでに決まったこと」として、
予定通りに進める姿勢を取ってきました。
もちろん選挙でも、仲井真さんを応援していました。

しかし、今回の結果を受け、
移設を予定通りに進めることは
きわめて困難になったと言わざるをえません。

沖縄とアメリカ、そのバランスのとり方に、
今後、安倍政権は、
頭を悩ませることになりそうです。

そして今日、
7月~9月のGDP(国内総生産)が発表されました。
結果は、二期連続のマイナス成長。

実は、多くの専門家が今回の数値を、
「小幅ながらプラスに転じるはず」
と予想をしていました。

それが予想外の大幅マイナス。
市場はさっそく反応し、
日経平均株価は500円以上値下がりし、
1万7000円を割り込んで取引終了しました。

一方、一般の人々の間では、
今回の発表は驚きとしては
受け止められていません。

というのも、
「アベノミクス、アベノミクスって言っているけど、
景気が上向いている気はしない。」というのが、
街の声だからです。

だから今回の報道を受けても、
「やっぱりね。そう思ってたよ。」
というのが、人々の素直な反応なのです。

さて、
2012年末の発足以来、
高い支持率を誇ってきた安倍政権。
その人気を支えてきたのが、
アベノミクス(経済成長)でした。

人は多少のことには目をつぶっても、
経済の回復を願ったからです。

確かにアベノミクスの出だしは好調でした。
円高は円安に転じ、輸出企業は業績を回復、
株価は上がり、企業の資産も増えました。

しかし最近では、アベノミクスの副作用を
批判する声も高まっていました。

「豊かになったのは一部の輸出企業と投資家だけ」
「円安で中小企業は苦しみ、
物価上昇と消費税アップで家計は火の車」
「結局、アベノミクスは格差を生んだだけ」・・・

そこに来て、
今回のマイナス成長です。

生命線である、
アベノミクスという柱がグラついたことに、
深刻な危機感を覚えた官邸は、
二つの大きな判断を下しました。

それは・・・

*消費税10%への増税の先送りと、

*12月中の衆院議院解散です。

どちらも以前から噂されてきたことでしたが
明日(18日)、安倍首相の口から、
正式な発表が行われる予定です。

まず、
消費税増税の先送りについてです。

これは、来年10月の予定を、
1年半先送りするという説が有力です。

もともと安倍首相は、消費税のアップには
消極的だと言われてきました。

まぁ、安倍さんだけではなく、
政治家の多くは、増税を嫌いますよね。
有権者の受けが悪いですから。

ただ党内には別の考えをする人々もいます。
財政再建の必要性を訴える、
財務省を中心としたグループです。

おそらく党内では夏頃から、
「先送りか、否か」を巡って、
様々な駆け引きが行われたと思われます。
その抗争に、今回のGDPが
トドメを刺す形になり、「先送り」が決まったのです。

個人的には増税は嫌いです。
5%から8%へのアップでも
「きついなぁ」と思っているので、
これで10%になったら
しばらく高い物は買えなくなると
思ってしまいます。

でも、消費税の増税は
将来、絶対にしなければ
ならないのです。

日本は、急激な人口減と高齢化に向き合う国です。
医療、年金、介護などの、社会保障費は膨らみ続け
その費用は、国債の発行で賄っている状態です。

国債というのは、国の借金。
やがて利息を付けて、支払わなければいけません。
つまり、将来へのツケなのです。

現在の、日本の借金額は、約998兆円。
これは日本国中の家庭が、
1922万円の借金を負っている計算になります。
しかも借金は増え続けているのです。

それでは、いけない!
子どもや孫たちにツケを押し付けるのではなく、
今の世代で、負担を分かち合うべきだ。

そんな精神から、
消費税を10%まで段階的に上げてゆく案が、
決まったのです。

それから僅か2年後、
負担を分かち合う精神は、
どこに行ってしまったのでしょうか?

もちろん1年半後に、
日本経済がV字回復している
可能性も無くはありません。

ただ、もし逆になっていた場合は、
今より悪い経済状況の中で、
消費税をアップしなければなりません。

今でさえ増税が行えない政権に、
そんな覚悟が出来るのでしょうか?

さて、明日発表されるもう一つの決断。

それが来月に行われるとされる総選挙です。

「なぜ、いま、総選挙?」なのでしょうか?

安倍首相は、
消費税アップは法律で定められたこと。
その時期を変えるのだから、国民に信を問う必要がある。
そのために、衆議院を解散すると言っていますが・・・

それは詭弁だと思います。
総選挙を行う正直な理由は、、
今が一番、自民党が負けない時だからでは
ないでしょうか?

女性2閣僚の辞任騒動はあったとは言え、
まだ安倍政権は4割ほどの支持率があります。
一方、ライバルである民主党の党勢は下火のままです。

今後、景気がさらに悪くなれば
選挙で惨敗する可能性もある。
ならば、なんとかまだ勝てる現時点で解散し、
あと4年、政権を担いたい。
そんな皮算用で行われる選挙なのだと思います。

ちなみに、選挙で使われる費用は、1回650億円です。
「大義なき」選挙に使われる税金のことを考えると、
そんな無駄使いはやめて、
社会保障に使って欲しいという気がしますが・・・

マスコミの予測では、
「12月2日公示、14日投票」です。
年末だというのに・・・嗚呼。


■■■ 「殉愛」って何? ■■■

大阪の人気司会者に、
やしきたかじんという人がいました。

この人、関西では抜群の知名度を誇りましたが、
東京以北では、そんなに有名ではなく、
西のテレビの帝王という存在でした。

その、やしきたかじんが、惜しまれつつ
癌で亡くなったのが、今年1月。
その死から10か月ほどたった今、
大きな騒動が起きています。

中心にいるのは、
たかじんさんの、32歳年下の奥さん、
さくらさんです。

二人はたかじんさんが亡くなる
3か月前に極秘入籍しています。

年下妻、亡くなる直前の入籍、ということで、
さくら夫人については、
死の直後から、色々な噂が出回りました。

例えば・・・
葬儀の際、故人の遺志だとして、
たかじんさんの母親さえも
葬儀に呼ばず、親戚を激怒させた・・・

本人の遺書により、
遺産のほとんどがさくら夫人に譲られ、
前妻との間に生まれた娘には、
ほとんど何も渡らなかった・・・

たかじんさんの名前を番組などで使う際には、
さくらさんが代表を務める会社に
「名前使用料」として多額のギャラを
支払わなければならない・・・

たかじんさんの死後、
色々な著名人を呼んで、
たかじんさんが残したという言葉を伝え、
一緒に写真を撮っている・・・

などなどなど・・・

まぁ、真偽のほどは別として、
やっかみですよね。

ただ、やっかみに
火に油を注ぐことになったのが、
今月7日に発売された『殉愛』という本でした。

これは、百田尚樹という
「永遠のゼロ」などで知られる人気作家が
書いたノンフィクション。

死を目前にしたたかじんさんが残したというメモと、
さくら夫人の手記を元に構成した、
たかじんさんの闘病記です。

内容は、かなり壮絶ですが、
基本的には、
さくらさんの献身的な看病を讃える内容が
盛りだくさん。
夫婦愛を感じる美談です。

さて、この本の発売に合わせては
過剰ともいえるようなテレビを使った
PRが行われました。

例えば、
『中居正広の金曜日のスマたちへSP』(TBS系)

番組の構成は、本の内容に沿って、
二人の純愛エピソードをVTRで再現したもの。
これが結構力が入っていて、
涙なくしては見ることが出来ません。

スタジオには著者の百田氏も出演し、
さくら夫人が、いかに素晴らしい嫁だったかを力説。

おまけに、さくら夫人のことを
『金目当てだ』と悪口を言う人達のことを
非難もしました。

問題は、あまりにその内容が
さくら夫人側に寄った一方的なものだったことです。
こういう内容にネット民は厳しいですから、
放送直後から掲示板などは騒然。

「嘘くさい」
「うさんくさい」
「作家もだまされてる」
などなど、厳しい書き込みが次々とアップされました。

挙句の果てには番組中に何度も登場した
たかじんさん自筆のメモの文字が
さくらさんの筆跡と似ていると
筆跡鑑定する人も出てくる始末。

さらに、
さくら夫人が、以前、自分のブログで、
イタリア人の年下男性と熱愛し、
結婚をしていたと書いていた事実を見つけ出し、
たかじんさんとの結婚と時期があまり離れていないことから、
「重婚ではないか?」という指摘する者も
出てきているのです。

年若き妻は、稀代の悪女なのか、
それとも献身的な聖女だったのか?
当事者以外にはわかりません。

ただ、なんか残念ですね。

ニュースの裏側を厳しく見抜き、
庶民の気持ちに沿って、
分かりやすい言葉で伝えた人が
やしきたかじんでした。

破天荒でいるようでいて、繊細。
とても優しく、気配りができる人。
だからこそ、やしきたかじんは
視聴者に愛されたのです。

その人のイメージが、
こんな安っぽい騒動で
上塗りされてゆくかと思うと
本当に、残念。

お墓の中で、本人は
「ほらみろ、世の中ってこんなものだ」と、
皮肉な笑いを浮かべているかもしれないですけど、
テレビの世界の住人としては、
早くこの騒動が収まってくれることを
望むばかりです。


ということで・・・・・では来週!

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