Mail Magazine Vol.773 2015/2/2 『後藤さん はつゆき 25年目の撤退 受験が変わる?? SGH』

みなさん、こんにちは。 

■■■ 後藤さん ■■■

1日、悲しいニュースが届きました。
人質として捕えられていた
ジャーナリストの後藤健二さんを殺害したという
映像がイスラム国によりアップされたのです。

映像の中で黒づくめの男は
こう語っています。

「アベよ。
お前が下した、勝ち目のない戦争に参加するという
無謀な判断のために、
このナイフはケンジを殺すのみならず、
お前の国民はどこに居ても殺されることになる。
これから日本の悪夢が始まるのだ。」

報道の中には、
最後の部分を取り上げ、
今後、海外などで日本人がテロの
ターゲットになることを危惧するものが多くあります。

そしてスタジオのコメンテイターの中には、
「これからは海外旅行も気を付けなければ」とか
「海外勤務は危険と隣り合わせ」などという
不安を煽るような言葉を発する人もいます。

でも、これでは相手の思うツボだと思うんですよね。

いくら自衛を固めても
安心は得られません。
むしろ恐怖が増大するだけです。

テロを鎮めるためには、
時間と手間はかかりますが、
現地の情勢を改善する手助けをし、
闘いよりも、平和を求める人々の声を高める、
それしか方法はないと思うのです。

そうした意味で、
現地で何が起きているか、
子どもや女性の視点で伝えようとした
後藤さんの仕事は尊いものでした。

今回、後藤さんはイスラム国に入る前に
ガイドに自分を映したビデオを託していました。

そこには
「たとえ自分の命が失われても、
決してシリアの人々のことを
嫌いにならないで欲しい」と話す
後藤さんの姿が残されています。

後藤さんの命が失われても、
彼の願いは生き続けなければなりません。

それは今世界で起きていることから
目を背けることではなく、
勇気をもって何が起きているのか、
知ることだと思うのです。

後藤さんのご冥福を
心からお祈りします。


■■■ はつゆき ■■■

30日、東京に2015年初の積雪がありました。
朝起きると、前日の天気予報通り、
雪がしんしんと降っていて、
家の前が白一色の世界に。

でも、お昼頃には雪は雨に変わり、
あっという間に道路はグチャグチャ状態に・・・。

放課後、雪で遊べるのでは?と
期待していた子供たちは
がっかりだったでしょうが、
大人たちは、正直、ホッとしました。


■■■ 25年目の撤退 ■■■

2月1日、ヴァージン アトランティック航空の
ロンドン行きVS901便が、成田空港を飛び立ちました。
これをもって、ヴァージンは日本から撤退、
25年9カ月の歴史に幕を下ろしたことになります。

撤退の理由は不採算路線だからということですが、
専門家の中には、この理由に首を傾げる人も多いようです。

実は、撤退の裏には、一昨年、
ヴァージンの大株主となったデルタ航空の思惑が
あるという噂があります。

どうやらデルタは、大西洋路線での
ヴァージンとの共同運航を強化したいと考えており、
そのあおりを受けて
日本便撤退が決まったというのです。

理由はどうあれ、寂しいです。
ロンドンへの直行便では
よくヴァージンのお世話になっていましたから。
あの明るい雰囲気が好きでした。

さようならヴァージン。
また戻って来てね。
今度は、羽田に。


■■■ 受験が変わる?? ■■■

受験シーズン真っただ中です。

今月17日~18日、
「大学入試センター試験(一次)」が行われ、
来月後半には、二次試験が行われます。

ここで日本の国立大学の試験について
少しおさらいしましょう。

もともと国立大学の試験は、
各大学が独自で行っていました。

それが1979年に改正され、
大学共通第一次学力試験が始まります。
(共通一次)

当時の日本には、子供が沢山いました。
そして、高度成長期。
人々の教育熱は高まり、
「入試地獄」と呼ばれるような
状況が起きていました。

各大学は押し寄せる受験生に対し、
難問・奇問が並ぶ入試問題を作成し、
選抜を行っていたのです。

これでは本来の学力は付かないと
参考にされたのが、
フランスのバカロレアでした。

ところがこれが上手く行きません。

結局、優秀な学生を獲得したい大学側は、
二次試験(大学ごとに行う)の難易度を上げ、
一次試験は形骸化してしまったのです。

そこで1990年、再度の改革が行われます。

その時に導入されたのが、
大学入試センター試験制度。
(センター試験)

すでに、この頃、日本では、
少子化が始まっていました。
なので改革の際は、
少子化対策も兼ねていました。

この時、何が変わったのか?

最も大きな違いは、
「共通一次」が、国公立大学のみを
対象にしていたのに対し、
「センター試験」は、私立大学も
利用することが可能になったこと。

結果として、受験生の約8割が
このテストを受けるようになりました。

国は少子化になれば、
大学の経営が苦しくなるのを
見越していました。

特に、小規模の私立大学にとって、
入学試験は試験作りから、実施、採点まで、
毎年かなりのコストが掛かる作業です。

しかしセンター試験の導入によって、
大学側は入試に関わるコスト圧縮に成功。
国も大学への補助金を増やさずに済んだのです。

そして、今、
再び、大学入試制度が、変わろうとしています。
今度の名称は「新共通テスト」です。

改革のキーワードは、多面的評価です。

多面的評価??

具体的に言うと、
新方式ではテストが三段階あります。

まず「高校基礎学力テスト」

これは、すべての高校生が受けるもので、
高校で身につけるべき、
基礎的な知識を確認するためのものです。
何回でも受けることができ、
入試では、一番良い成績を使えるようになります。

これは、内申書の代わりのようなものだと
理解すると分かりやすいですね。

次に、大学を受験したい人が受けるのが、
「大学入学希望者学力評価テスト」

こちらは知識の活用力を評価するもので、
年に一回実施されます。

6教科29科目で実施予定ですが、
最も力が入れられているのが英語。

4技能(読む・聞く、書く、話す)を評価するそうで、
TOEFLなどと提携することも検討中だそうです。

最後が、各大学が実施する試験。

詳細は各大学に任されていますが、
国は、この三番目の試験について、
これまでのような点数式ではなく、
面接、小論文、集団討論など
多面的な評価を行うスタイルに変えるように
指導しています。

ふーむ。
複雑。

「共通一次」から「センター試験」へ
切り替わった時、受験生は大騒ぎだったのを
覚えています。

新制度が導入されるのは、
現在の小学6年生が大学受験予定の2020年度から。
変化の年に当たってしまった子ども達は
かわいそうな気がします。


■■■ SGH ■■■

最後に、皆さんは、SGHという言葉を
ご存知でしょうか?

これも、文科省によって、昨年スタートした
新プロジェクトです。

SGHというのは、
スーパーグローバルハイスクールの略。

将来、国際的に活躍できる
グローバル・リーダーの育成を図ることを目的とし、
全国の既存の56校が指定されました。

SGHに指定された高校では、
大学、企業、国際機関等と連携を図って、
地域や学校の特性を活かした学習を行うそうです。

例えば、ですね。

宮城県のある高校のテーマは、
「北上川、メコン川をフィールドとした
世界の水問題解決への取組」

札幌の高校では、
「さっぽろ発”Think globally, act locally”を
実践するグローバル人の育成」

徳島の高校では、
「四国徳島発・人類の健康と環境に貢献する
グローバルリーダーの在り方について」

うーん、あんまり、よく分かりませんが、
具体的にどんな学習が行われるんでしょうね?

ちなみに、このプロジェクトに指定されると、
1校あたり上限1600万円の支援が受けられます。

いずれにしても、”グローバル”という言葉が、
文科省のお尻に火をつけているのが感じられます。

ということで今週はここまでです。
今週の木曜日は全国的に雪の予想です・・・(涙)

コメント (0件)


MediaMonkeys.net
https://mediamonkeys.net/article.php/20150220153714375