Column 2004年9月22日 『次世代DVD』


次世代DVD

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9月12日、次世代プレイステーション「PS3(仮称)」に関する発表会を行った。
もっともハードスペック/発売時期/価格/対応ソフトなどの仕様はまったく発表されなかった。
では何が発表されたのか?
それはディスクフォーマットである。
プレステ1はCD。
プレステ2はDVD。
そしてプレステ3に使われるディスクはBDと発表されたのである。(プレステ2がそうだったようにCDやDVDも使える)

BDとはブルーレイディスクのことで、ソニー陣営が次世代DVDとして強力に推し進めている規格である。
今回の発表は次世代DVD規格戦争への”援護射撃”と言われている。
家庭用ゲーム機市場の8割を抑えるというプレステがBDを使うことは、BD陣営にとって大きな追い風となるからだ。

現行DVDより容量が大幅に増えると言われる次世代DVD。
ハイビジョン映像を録画できるのが売り物だが、その規格統一はまだ行われていない。
ソニー陣営の推すBDと、東芝やNECなどが中心となるDVDフォーラムが推すHD DVDの2規格が、我こそ次世代DVDと頑張っている。
このまま両者が引かなければ「ベータ、VHS戦争」の再発である。

先ごろ発表されたソニーによる米映画会社MGMの買収も、実は次世代DVDのためのと言われている。
映像に関する規格はハリウッドの意見が強い。
買収に5500億円を使ってもBDが標準になれば安いということなのだろう。

私には、正直に言って次世代DVDの魅力がよく分からない。
ハイビジョンTVを買う予定は無いし、ゲームもプレステ2の映像クォリティーで十分満足している。
今の時点でDVDの容量が多くなければいけない理由が見当たらないのだ。
それに他の家電メーカーは、新しい規格を打ち出すことで、売れ行き好調なDVD付きハードディスクレコーダー市場に水をかけるような行為をやりたがるだろうか?
・・・さてどうなるか?
BDはソニー神話復活の牽引力となるだろうか?

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