Mail Magazine 2004年8月13日 『斜め読みアテネオリンピック』

こんにちは。二週間のご無沙汰、メディモン3号です。
今日からいよいよ「アテネオリンピック」が始まりますね。
長嶋監督、そしてマラソンの高橋尚子選手が不参加…ということで、少々盛り上がりに欠けるところもありますが、そこはお祭り好きの日本人。
いざ、はじまれば、仕事そっちのけでテレビに釘付けになること間違いナシ!です。
ということで、今回は「アテネオリンピック」をテーマに書いてみようと思います。

しかし・・・「スポーツベタ」として勇名を馳せる(?)メデ3号のこと、本当の意味での戦力分析などは出来ません(そこら辺は専門誌にお任せします)。
ですから、ちょっと変わった視点から今回のオリンピックを斬ってみたいと思います。

題して!
「メディ3号の斜め読みアテネオリンピック!!!」

● 『忍者走り』

長らく、短距離走で、日本人がメダルを取るのは不可能と、言われてきました。
しかし、今年は…もしかして?という期待を抱かせてくれる選手が登場しました。

末次慎吾選手。
昨年の世界陸上男子200mで、堂々の銅メダルを獲得。
これって短距離種目で日本初のメダルです。
その彼が、今回メインで臨むのは、世界の強豪が揃う100m。
末次選手の100mベストタイムは、現在10秒04。
9秒台の選手がゴロゴロしている100mでメダルが取れるかどうか…は別として、末次選手には、他の選手にはない「ある強み」があります。
さて、それは何?
答えは、「なんば走法」。
みなさん、この言葉をご存知ですか?
実は、江戸時代まで日本人は、右手右足、左手左足歩行だったそうです。
それが、今のような歩き方になったのは、明治の初期、米国から軍楽隊(行進)が入ってきてから。
そう言われてみれば、歌舞伎の弁慶が飛び六方を踏む姿や、佐川急便の飛脚の絵は、みんな、「なんば」スタイルです。
末次の走法は、その日本古来の歩き方「なんば」を取り入れているのです。
では、なぜ「なんば」が有効かというと、この動きだと「体をひねらない」ので、軸がしっかりし、余分な力を使わず、無駄のない動きができるからです。
確かに、末次選手の水の上をるような、腿を上げない走り方を見ていると、
足が短い日本人にはこの走法の方が向いているのか?と思います。
普通のやり方ではなかなか世界に勝てない日本人。
日本独特の走法で、掴むか?メダル!

● 『なでしこジャパン?』

男子が騒がれることが多いサッカー。(初戦はパラグアイに4-3で負けました)
しかし、実は、今大会で、メダルに近いのは女子の方です。

彼女達は実に強い。
今まで13年間も勝てなかった北朝鮮を破って悲願のオリンピック出場を決めたかと思うと、開会式前に開かれた予選では、昨年のW杯準優勝者スウェーデンチームを破る番狂わせを演じました。
そんな日本女子サッカーチームにはニックネームがついています「なでしこジャパン」。
この愛称、2700件以上の応募の中から選ばれたそうです。(なんでも名前を付けたがる日本人)
なでしこジャパンという名前は「大和なでしこ」と、「なでしこの花」から付けられたのだと思いますが、正直言うと、チームの各選手は激しい練習のために日焼けして真っ黒。
でもみんな可愛いですよ。
他の競技の女子選手に比べて、遊び心があるというか、のびのび自由な感じがするんですよね。
スェーデン戦では、全員が日の丸のマニキュアしてましたし。

女子サッカーはマイナー競技ですから、プロと言っても選手達はみんなアルバイトで生計を立てている状態。
今回アテネに行くのもエコノミークラスのチケットしか手配できず、重量制限があるため、「炊飯器」などはビジネスクラスで現地に行く男子に持っていってもらったという泣かせる話もあります。
このチームに常に笑顔が絶えないのは、
沢山の人から応援される環境で、サッカーが思い切りやれるということが、うれしくてしょうがないからではないでしょう。
広いフィールドを一心に駆け回る彼女達の姿は、野に咲く逞しい花に負けずとも劣らず。
がんばれ!なでしこジャパン。

● 『旗手?』

今回の開会式で日本選手団の旗手を務めるのは、男子柔道の井上康生選手と、女子レスリングの浜口京子選手。
浜口…レスリング…浜口…。
それでピンときた人は鋭い。
実は彼女の父親は元プロレスラーのアニマル浜口。
現在は、娘の専任コーチを務めています。

とにかくこのオヤジ、ひたすら熱い。
コメントも「気合!」とか「ダぁ~~っ!」ですから。
ただそんな彼のまっすぐな姿勢が、女子レスリングチームにいいムードを作っているようです。
アニマル浜口の勇姿を見たいという方は、京子選手の試合をご覧あれ。
リングサイドで、野太い声でがーがー
声援を送りながら、ピョンピョン跳ねてる坊主頭のおじさんが、すぐ目に付くはずですから。
愛娘が金メダルを取れば、アニマル娘以上に男泣き…なんて感動シーンが絶対見られます。

● 『バレーボール』

実は近年、日本での女子バレー熱が高まってます。
というのも、フジテレビがジャニーズをレポーターに起用し、W杯と世界予選の試合を連日テレビで流したからです。

選手も、可愛い子が揃っている。
中でも“メグ&カナ”の愛称で親しまれている栗原恵と大山加奈選手の人気は、ちょっとしたアイドル以上。(我が家の79歳になる父も「メグちゃん」などと熱い声援を送っております)。

ちなみに昨年のワールドカップでは女子は5位の成績。
正直メダルはきつい?という予想もありますが、発展途上の若いチーム。火事場のバカ力を発揮する可能性もあります。
「東洋の魔女」復活を期待しよう!

男子チーム?
残念ながら今回も出場なりませんでした。

● 『セクシー写真集?』

柔道は日本の「お国芸」。
メダルも期待されています。
その分、選手にかかる期待とプレッシャーはさぞや…
と思われますが。
やはり話題の中心は、結婚して「谷」という苗字になった、
元田村亮子。

実は、彼女はオリンピック直前の合宿で、畳のすき間に足の指をはさみ、左足を負傷。
だいぶ回復しているようですが、アテネ入り前はほとんど練習が出来ない状態だったようで、うーん、どうなることか。
その柔ちゃん、実はアテネ後に「水着ショット満載」のセクシー写真集を出すという噂が流れています。
柔ちゃん+セクシー写真・・・果たして、どんだけ売れるのでしょうか?
ページを開けるのが怖いような・・・。

ちなみにこの写真集に対して、夫で、野球の代表選手として同じくアテネオリンピックに参加する、谷佳知外野手は「(おっぱい)ポロリはいかんよ」と言ったとか。
じゃ、マジなんですか・・・。

● 『女性上位?』

実はアテネオリンピックでは、史上初、日本人参加選手の割合いで、女子が男子を上まわりました。
その理由は、
女子の球技のチームの参加が多かったこと。
女子はサッカー、ソフトボール、バレーボール、ホッケー、バスケットボール。
計5競技もあるんです。
それに比べて男子は、野球とサッカーのみ。
メダル数も女性が勝るのではないかと言われ、五輪にも女性優位の時代の波が来たって感じでしょうか。
男子も頑張れ!

● 『オリンピックおじさん』

オリンピック大好きニッポン。
今回もたくさんの人が現地アテネで試合を観戦することと思われます。
なかには、有名な常連さんもいまして、みなさん過去の五輪中継で、キンキラキンの派手な羽織り袴を身にまとい、
でっかい日の丸の扇と旗で応援するおじさんを見たことがないでしょうか?

彼は、「山田さん」といって、御年78才。
実はホテルや不動産会社をいくつも経営する、偉い人なのだとか。
なんと、東京オリンピック以来、40年間ずっと日本選手団を現地で応援し続けているというから、オドロキ。
もちろんアテネにも応援しに行くそうです。

●『危険な応援?』

東京スポーツという新聞に、「アテネ観戦で絶対言っては行けない言葉」というのが掲載されていたので、ちょっと抜粋。
日本語の「しかし」は、ギリシャ語で「黙れ」の意味とか。
もし応援中にからまれて、日本語で「いや、しかし、しかしですね」などとやらかすと、喧嘩を買ったと思われてしまうので注意。
また、「女神」という言葉も、ギリシャ語では、「F**K Me」(失礼!)という意味なので絶対使わない方がいいとか。
さて、今この原稿を書いている時点で、開会式まであと15時間。
みなさん、これから始まる4年に一度の夏の祭典を共に楽しみましょう。
日本選手も、外国選手も、持てる力を出し切って悔いのない結果を目指して下さい。
オリンピックとはそもそも国ごとで争うものではなく、自分の持つ能力、そして人間の持つ可能性の限界をどこまで伸ばせるかという、挑戦の歴史なのですから。

コメント (0件)


MediaMonkeys.net
https://mediamonkeys.net/article.php/MailMagazine20040813