Mail Magazine 2006年5月5日 『子供の日 あれこれ』


Mail Magazine 2006年5月5日『子供の日 あれこれ』



みなさんこんにちは。

今日は、5月5日子どもの日、祝日です。

私のような、3日から休みが始まった人間にとって、今日は連休の中日です。
ただし高速道路では、すでに昨日あたりから、上り線の渋滞が始まっています。
(先週末からGWに突入した人達が、早めにUターンしているようです。)

さて、明日は「立夏(りっか)」。
春分と夏至の中間にあたり、暦では、明日から立秋の前日までが夏となります。

今年のゴールデンウィークは天候に恵まれています。
予報では、明日も快晴のとのこと。
このままお天気が続けばいいのだけど、月曜が雨というのも嫌だなぁ・・・。

■子どもの日ネタ その1 "テレビ"■

さて、「子どもの日」といっても、地上波のテレビの編成を見る限り、特にそれを意識したような番組は並んでいません。

ただNHK(特にBS)では、子ども関連の番組を何本か放送していました。

その中で、私が見たのは、アジアの子どもを扱った、以下の2本のドキュメンタリー番組。

『仲間たちが希望をくれた インド・働く子どもたちの組合』と
『アジアに生きる子どもたち お母さんに会いたい フィリピン・ムスリムの兄と妹』

タイトルはそれぞれイマイチなんですが、番組は良かったです。

一本目は、親と離れ離れになったインドの少年が、他の親の無い少年たちと共同で、チャイを売る店を始める話。
番組の最後の方で少年は、親と再会を果たすのですが、親は地方で働き口を見つけている。
親と住むために、チャイの店と仲間を捨て、地方へ行くかどうか、迷う少年。
それを不安そうに見つめる仲間達。
彼らの心の揺れがよく伝わってきました。

二本目は、故郷ミンダナオで起きた宗教対立の結果、親もとを離れ、都会で生活するようになったフィリピンの幼い兄妹の話。
二人はマーケットで買い物袋を売りながら、生活し、両親へ仕送りを続ける。
途中で、母親が病気ということが判り、叔父さんに旅費を借りに行くのですが、すげなく断られる。
「お前に貸せばうちが困る。親のことを思うのならそんなことを考えず、一生懸命働け」」と。

両番組とも、いたずらに「泣かせ」に走る訳でもなく、どちかと言えば淡々と、それぞれの子ども達の日常を紹介していく。

まぁ、画の撮り方からして、どちらの番組とも、ディレクターがカメラマンを兼任した番組だと思います。
何日かけた取材かは分からないけど、同業者として、そんなに予算が出る番組でないことは、よく判ります。

同時間帯、民放が流しているのは、いつもと同じお笑いバラエティー。
時々、ザッピングしながら、BSの方は、視聴率が取れていないだろなぁと、思ってしまう。

最近、NHKに対して多くの批判が集まっています。
私自身、あの組織と仕事をする中で、呆れたり、憤慨した経験が、数多くありました。

ただこうした番組を見ると、一視聴者として、
「やっぱりNHKが無いとダメだよなぁ」とつくづく思います。

構造改革を進める小泉内閣では、NHKに対しても、BSのチャンネル削減案などが持ち上がっています。
昨今の、NHKの地上波(総合1チャンネル)が、限りなく民放的な番組作りに近づいている中、こうした番組を流すチャンネルは残して欲しいと、 切に思いました。

■子どもネタ その2 "中華学校に日本の子ども急増中"■

かなり前から、インターナショナルスクールに在籍する日本人の子ども達が増えていることは、報道されていました。

インターナショナルスクールについては、みなさん、ご存じですね。
元々、在日外国人のために設立された教育機関で、英語を主要言語とする学校がほとんどです。
インターナショナルスクールは学費が高いことでも有名でして、年間200万円以上かかる学校も多いようです。

さて、今日書きたいのが、この波が、中華学校に及んでいるという話。

中華学校とは、在日華僑が自らの師弟を教育するために設立した、学校のことです。

例えば、横浜にある横浜山手中華学校。
ここは孫文の提唱で1898年に設立された伝統校。
同校には、幼稚部、小学部、中学部があり、全校生徒数は約410人。

かつてこの学校の生徒の大半は、中華街で働く、華僑の子ども達でした。

やがて中華街に、二世が増えるようになると、自分の子どもを日本人学校に通わせたいという親が増え、生徒が激減した時期もありました。

それが今では、中国系ビジネスマンの子弟や、日本人の子ども達の数が増え、勢いを復活。
今では、全体の2割近くを日本人の子どもが占めています。

同校関係者によれば、こうした日本人生徒が増え始めたのは、
「中国経済が本格的にブレイクし始めた、7、8年前ごろから」とのこと。

その時期はちょうど、日本の対中投資が急激な伸びを示した時期。

どうやら、「中華学校に行けば、中国語も学べて、中国人の友達が増え、将来性がある」と思う親が増えたようです。

ただし中華学校に人気が集まる理由は、他にもあるようで・・・

まず、中華学校の教育の目的が、華僑がその国で生きることにあるため、中国語と同じくらい、日本語教育に力を入れている。
さらに、小学校高学年になると、英語の授業もある。
中国語、日本語、英語、と3ヶ国語が学べるわけです。

また卒業後、自国の学校に進学することを想定し、教育を行っているインターナショナルスクールと違い、中華学校の場合は、日本の高校・大学に 進学することを前提としている。
そのため授業では、文科省に準拠した教科書を使用し、進学にも支障が無い。

あとですね、中華学校は伝統的にしつけが厳しい。
先生への挨拶はもちろん、親やお年寄りなど、大人への尊敬なども、厳しくしつけられる。
ここら辺は、今の日本の学校教育には、なかなか期待出来ない部分。

なーんて、今の親御さんたちがクラクラしちゃうような点が、中華学校には盛りだくさん、とのこと。

もっとも、問題もあります。

まず、中華学校が急増する日本人学生の受け入れに、制限を付け始めているということ。
確かに、日本人学生が増えたために、華僑の子どもが受け入れられないような事態が起きたら、本末転倒。
優先はあくまで中国系の子ども達です。

それから、中華学校というのは、文科省の認定では「各種学校」の扱い。
そのため、日本国籍の子どもが中華学校へ行くと、厳密には「就学義務違反」になります。
もっとも高校への進学に際しては、受け入れ先の高校の校長さえ認めれば、入学可能とのこと。

ちなみに気になる学費ですが、、
中華学校の小学校で、年間、25~50万円程度。
インターナショナルスクールに比べて、約1/8~1/4。
お値段格安ってことも、人気の理由のようです。

■子どもネタ その2 "保育園に入れない!"■

去年の夏、女の子を産んだメディモン2号が直面している問題が、保育園探し。
まだ8ヶ月なんですが・・・。

日本は、世界に名だたる少子化国なのに、保育園が足りないなんて、どうして、こんな問題が起きるのでしょうか・・・。

さてまずは基本から。
日本では、小学校に行く前の子どもには、幼稚園と、保育園という選択肢があります。
(ちなみに義務教育は小学校からなので、どこに行かせなくても、法律違反ではありません)

幼稚園と保育園、基本的な分類は、
「母親が専業主婦なら幼稚園」
「仕事をしてれば保育園」でした。

というのも基本的に、幼稚園は3歳児からしか預かってくれませんが、保育園は0才児から子どもを預かってくれるからです。

この二つ、政府の管轄が違います。
幼稚園は、文科省。
保育園は、厚生労働省。

管轄が違うせいで補助金のあり方から、教員の資格、自治体の担当まで、すべてが違っています。
子どもは同じなのに・・・。
日本の縦割り行政の典型です。

今、足りないと問題になっているのが保育園です。

ちなみにここで書いている保育園とは、政府からの認可を受けている、認可保育園のこと。

認可保育園には、公立も私立もありますが、認可を受けるためには、様々な基準をクリアしていなければならず、その為、親は安心して子どもを預けることが可能です。

さて、保育園に入りたいのに入れない子どもを「待機児童」と呼ぶそうですが、その数、全国で約5万人以上と言われています。
特に深刻なのが、3歳未満の子どもで、これだけで待機児童の半数以上を占めます。

なんでこんな事態が生まれているかというと、簡単に言えば、働く女性が増えたからです。

出産前に、仕事をしてきた女性の多くが、出産後も、仕事を続けるようになり、しかも、出産後の職場復帰を早める人が増えた。

その結果、ゼロ歳児保育を行う保育園のニーズは増えたのに、実際の数は増えていない。
(増えない理由は後で書きます)

さて、この保育園足りない現象は、都心部ほど激しいのですが、中でも一番の激戦区と呼ばれるのが江東区。

江東区って、ここ数年、都内で最も、大規模マンションの開発が活発に行われた地域でして、人口が大幅に増加中。
で、保育園が足りない。
(ここは、幼稚園も、小学校も足りない)

マンションに引っ越して来る人たちは、地図で近くに保育園や学校があるのを見て、当然自分の子どもも、入ることができると思うようですが、実際には、引っ越して来た時点では、抽選などが終わっていて入れないことがほとんど。
(江東区の場合、生まれてすぐ申し込んでも、すでに遅いという噂もあります・・・。じゃあ、いつ申し込むんだろう。生まれる前?)

さて、なんで保育園の数が増えないか・・・

まず、認可保育園の場合、認可が下りると、国や地方自治体から、かなりの補助金を貰うことができます。

財政難に苦しむ自治体の場合、補助金が増える、認可保育園を増やせないという台所事情がある。
中でも、3歳未満の乳幼児を受け入れる保育園は、人手がかかり運営にコストがかかる。
なので増えない・・・。

さらに、例えば台東区のような場合、今は一時的に子どもが増えているが、やがてマンション開発が一段落すれば、少子化の波で子どもが減るのは確実。
一時的な需要のために金のかかる施設は、増やせないという事情がある。

ちなみに、こうした行政側のスローな対応の背景には、ルールを作っている年配の方々の間の「3歳までは母の手で」という三歳児神話が根強いからだ、とも囁かれています。

お母さんとしては、待機組に入ると、仕事を続けることを断念するか、もしくは、無認可の保育園に預けることになります。

無認可保育園も、最近では、かなり質が向上。
中には、認可保育園より素晴らしい保育をしてくれる所もあるようですが、施設に対して、預かる子どもの数が多すぎるような、コスト優先の所もまだまだある。
そこで親は悩む訳ですね。
「子どもを置いて働こうとする私が悪いのか・・・」と。

ちなみに先頃、皇室の愛子様が学習院幼稚園に入園したことが、ニュースになりました。
こちらの幼稚園の場合、毎日「母親が」子どもの手を引いて、通園することが決まりだとか。

今時、毎日、朝と昼、子どもを通園させてあげられる母親って、どんな生活しているでしょうか????

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さて、この問題について、メディモン2号から愚痴をちょっと書かせて下さい。

本当に、この問題で頭を抱えております。

ここ数年、少子化が問題になって、育児休業制度も、人々の認知度が高くなり、出産する働く女性は、この制度を利用する人が増えてきました。
日本の場合、子供が1歳の誕生日になるまで、育児休暇の取得が認められています。
(去年の8月に出産した私も、もっか、この育児休業中であります。)

が・・・

保育園の入園時期は4月。
入園の必須条件として、
「その時点で、職場復帰していること」というのがあります。
そして、この4月入園の機を逃してしまうと、保育園には、ほぼ入れない。

次の4月に入れよう!と思っても、1歳児枠は、極わずかになってしまうんです。

そこで、女性は悩む訳です。
本当は1年休めるのに、保育園に入れるために、早めに復職するべきか、否か。

育児休暇制度があったって、保育園に入れられないんじゃ、本当に困ります。
少子化担当大臣の猪口さん、どうにかしてくださいよーー!!

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