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Mail Magazine 2006年6月16日 『日本の中の外国、W杯』
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Mail Magazine 2006年6月16日 『日本の中の外国、W杯』
2006/06/18 17:41
投稿者:
MM編集部
表示回数
3,269
Mail Magazine 2006年6月16日『日本の中に外国、W杯』
みなさんこんにちは
日本は梅雨のどまん中。
今週も、雨、雨、雨・・・。
傘が手放せない!洗濯物が乾かない!
そんな、鬱陶しい日々が続いています。
沖縄では、雨で緩んだ地盤が崩れる地滑り被害も起きています。
●品川にある外国
昨日、品川の東京入国管理局に行って来ました。
取材ではありません。
友人を訪ねに行ってきたのです。
オフィスの近くに、私たちがよく行く安くて美味しいネパール料理屋があるのですが、そこの店で働く店員さんの一人が優しい人で、私たちと彼女は友達になりました。
さて、この店で彼女はご主人と一緒に働いていたのですが、どうやら就労ビザを持っていたのはご主人だけで、彼女は持っていなかったようです。
そこで店に入管の手入れが入った際、彼女は不法就労者として捕まってしまったという訳です。
まぁ、私たちに何ができるわけではありませんが、元気づけること位ならできるだろうと、仲間と面会に出かけることにしたのです。
さて入国管理局は全国に何ヶ所かありますが、東京の入管は品川の埋立地にあります。
駅から入管行きのバスに乗って10分程度。
すでにバスの乗客の大半が外国人。
入国管理局は移転して日が浅いそうで、建物は新しくて綺麗。
雰囲気は大学病院の入口に似ています。
面会セクションは入って左。
9時から面会受付開始で、10時過ぎに着いた我々の前に、すでにかなりの人が列を作っています。
ちなみにここの入管の面会受付時間は、月~金の9時~12時 13時~16時。
週末は面会できません。
まず面会申請紙に必要事項を書きこみ、身分証明書を提示し、番号札をもらいます。
申請紙には、面会人(=私達)の住所、勤務先、収監者との関係など、個人情報をどっさり書き込みます。
さて番号札をもらう時に、差し入品のチェックも受けます。
食べ物は専用の売店で買ったものだけ。
外で買った食品の差し入れはNGです。
現金の差し入れをしたい場合は、ここでその金額のチェックを受けます。
番号札をもらってすぐ会えると思いきや、面会予定時間まで1時間ほど待つことがわかり、ブラブラと館内をまわり時間を潰すことにします。
一階には総合受付とコンビニと喫茶店。
コンビニの品揃えは、普通と一緒ですが、申請用の印紙も扱っていて、そのキャッシャーだけ長蛇の列が出来ています。
二階に上がると、ビザの申請・延長・変更などの各種窓口。
ディスプレイを見ると、それぞれのセクションで、100人以上の人が待っていることが分かります。
当たり前ですが、ここで待っている人のほぼ100%が外国人です。
思わず、かつてロンドンのアメリカ大使館で、ビザのインタビューに4時間近く待たされた苦い記憶が甦ります。
待たされるのは、どこの国も一緒なんですよね。
その後、指定された時間が来たので、エレベーターで面会室のある7階へ移動。
ところが、またまたここで待たされる。
こんなに待っても、面会時間はたったの10分。
しかも面会に来た人が会えるのは一日に一回だけ。
地方から面会に来た人は辛いなぁ。
さて、狭い待合室に待っている50-60人の人。
こちらも、その99%が外国人。
まさしく品川にある外国です。
顔ぶれを見ると、東洋系の外見がもっとも多く、次が中東やヒスパニックの人たち。
白人(欧州系)は一人もいません。
これは後で調べて分かったのですが、日本に居る不法在留者の内訳を国別に見ると、1位韓国、2位中国、3位フィリピン、4位タイ、5位インドネシア・・・。
圧倒的にアジア系が多いのです。
だから、収監者も面会人もアジア人が多いのは当然なのです。
この部屋で面会を待っているのは、老若男女、さまざまです。
小さな子ども達もいるし、お年寄りもいる。
聞いたことのない言葉の洪水の中で、窓の外に広がる品川の海を見ながら待つことさらに30分。
やっと名前が呼ばれます。
面会室へ向う前に、私物は携帯も含め、全部ロッカーに入れるよう指示されます。
ところで、ここにいる係官は若い男性が多いのですが、誰に対しても、辛抱強くて、優しいです。
命令口調の人はゼロでした。
さて、いよいよ面会。
面会室へ続く扉を開けると、廊下をはさんで左右に小さな部屋が並んでいます。
それぞれに番号が振られていて、私達が指定されたのは5番。
四畳半程度の部屋に入ると、大きな強化プラスチックの壁をはさんで向こう側に椅子が一脚。
こちら側にニ脚、置かれている。
椅子に座るとちょうど手元のあたりの部分が、金網で、声が伝わるようになっている。
ああ、これってアメリカの映画かなんかによく登場する、刑務所の面会室の雰囲気、そのまんまだ・・・と思います。
さらに待たされます。
その間、プラスチックの向こう側の扉(収監者が入ってくる扉)が開いているために、他の面会室に向う収監者と係官が、廊下を通る姿が見えます。
単パンにタンクトップ姿の若い女の子。
アロハシャツ着たお兄ちゃん。
それを先導する制服姿の係官。
どこかの部屋で交わされている何語か分からない大声の会話。
壁には「イタズラ書き禁止」の貼り紙。
それでも壁に書かれているイタズラ書きは、この待ち時間の間に書かれたものでしょう。
ほとんどは判読不明なんですが、Fから始まる言葉も書かれている。
いい加減待ちくたびれた頃に、やっと彼女がやってきた。
随分痩せてしまったけど、元気そう。
お店にいた時と同じようにニコニコしている。
そんなに気分は参っていないようで、ちょっと安心する。
「どう、出られそう?」
「最初の弁護士さんはダメでした。でも、今の弁護士さんはツヨイから・・・」
「ツヨイ? ああ、力のある弁護士さんなんだ」
「でもダメだったら、帰ります」
「ネパールに?だって旦那さんも子どもさんもこっちでしょ」
「でも・・・しょうがないです。」
彼女が言うには、国外退去処分になっても5年たったらまた日本に入国出来るとのこと。
「でも5年は長いね」と言いそうになって、思わず口をつぐむ。
環境を尋ねると
「クーラーもきいてるし、そんなに悪くないです」と言う。
ただ、収監者が毎日どんどん増えているらしい。
先日も洗濯工場に手入れがあって、何十人もドカンと入ってきたとか・・・。
そんなことを話しているうちに、10分の面会時間はあっという間に終了。
2時間近く待ったのに、たった10分・・・。
するとこちらの気持ちを読んだように、彼女を迎えにきた係官が、
「ここは面会者が多くて10分に制限しないと、さばききれないんです。地方だと30分くらい話せる所もあるんですが・・・」と申し訳無さそうに言う。
さて統計によると、今年1月の時点で、日本にいる不法残留者の数は19万3745人。
不法残留者の数は年々減少傾向で、ピーク時だった13年前に比べて、10万人も数が減っているという。
なお、去年一年で国外退去処分を受けた人の数は5万7172人。
そのうちの8割が不法就労だった。
さらに日本が力を入れている水際作戦により(空港や港から中に入れない)去年一年で、上陸を距離された外国人の数は1万722人だったという。
私の場合、海外に居た間、ビザの問題で苦しむ仲間を沢山見てきたせいで、見方が偏っているのかもしれない。
この国に居たいという人たちに、どうしても同情的になってしまう。
ただ、会社に帰ってから周囲の人間に、入管に行ってきたと話したら、
「もっと厳しく取り締まって欲しい」という声が圧倒的に多かった。
そして、そのほとんどが、最近外国人の犯罪が増えているから心配だというものだった。
そう言えば、帰り道。
品川駅のコンコースを歩いていて、来た時には目に入らなかった大きな垂れ幕に気づいた。
『不法就労外国人対策キャンペーン月間』
そうか、6月は、取締り強化月間だったんだ。
なるほど、それで、どんどん収監者が増えているんだ。
●一気に冷えたW杯熱
えっと、ワールドカップ。
ご存知の方も多いと思いますが、日本は初戦のオーストラリア戦に1対3で負けてしまいました。
試合展開ですが・・・
日本が前半に、中村俊輔のキックで1点奪取。
そのままリードを保って後半へ。
ところが後半、暑さのせいか、選手の足がぱったりと止まる。
そして、何度か訪れた追加点のチャンスを逃がしつづける。
それでも試合終了まで、あと10分という段階までなんとか乗り切った。
観客も選手も「このまま勝てるかも?」と、淡い期待を抱き始めた時に、気が緩んだのか守備の乱れを突かれ、同点に追いつかれる。
するとオーストラリアの勢いが復活。
新しく入れ替えた選手に引っ張られるように、チーム全体の動きが良くなる。
一方、日本は動揺したのか、攻めるも守るも、青息吐息。
交代した選手も活躍できず、むしろ守備の陣形が乱れ始める。
そして終了間際とロスタイムに、オーストラリアが2点を入れ、終わってみれば、1対3の逆転負け。
「完敗」、「惨敗」・・・
翌日のスポーツ新聞には、こんな見出しが並びました。
怒ってましたよ。
翌日、いろんなところで、いろんな人が怒っていた。
晩御飯を食べたお店でも、みごとに客が怒ってました。
この試合の視聴率(NHK総合)は49%。
高い数字ではあるんですが、02年の日韓大会の時の、日本対ロシア戦の66.1%(瞬間最高81.9%)などに比べるとかなり寂しい数字です。
今回の視聴率の低さに対しては、以下のような理由があげられています。
●普及率が高いBS(アナログ)でも、同時間帯に放送していたのでそちらに視聴者が流れた。
●試合開始が夜だったので子どもが見られなかった。
●試合日が月曜日だったので、家に帰っていない人も多かった。
・・・ただ、いずれも、強力な理由とは言えず、やはり一番大きいのは、最近調子が上がらなかった日本代表に対して、人々の関心がいまひとつ盛り上がらなかったというのが、第一の理由ではないかと思われます。
(ちなみに、お隣の韓国では、韓国対 トーゴ戦を 地上波3局が放送し、その視聴率の合計が73.7%だったとか。 全国で約218万人が屋外に繰り出しました。 逆転勝利した韓国の歓喜。 日本とは盛り上がり度がまったく違います。)
こうした世間の風に敏感に反応しているのが、各局のワイドショー。
ワールドカップ関連では数字(視聴率)が稼げないと、W杯関連ネタを減らしています。
一方、この状況できつそうなのが、日本代表のオフィシャルスポンサーであるキリン。
キリンは、ビール、ビバレッジなど、グループ全体が日本代表のオフィシャルスポンサーになっています。
ちなみにキリンが支払っている契約料は、6年間で約65億!とも言われています。
そのせいかキリンは全社をあげて、以下のようなW杯関連プロモーションを連発しているのですが・・・
「勝ちT(T-シャツ)、勝ち樽プレゼント」
「日本代表応援ジャンボタオルが当たる!」
「サッカー日本代表応援缶」
「サッカー日本代表応援ラベルワイン」
「サッカー日本代表応援バッグプレゼント」
「サッカー日本代表応援カクテル」
いずれも、この状況では盛り上がらず・・・。
昨日行った、近所の某スーパーでは、キリン製品など買ってもいないのに、日本代表応援バッグを客に押し付けるように配っておりました。
とほほ。
65億も払ってるのに、かわいそうに。
クロアチア戦でなんとか盛り返さないと・・・
やばいよ。
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