Mail Magazine 2008年5月16日 『四川・大地震 高級料亭の味って・・・ 最近の詐欺手口』


Mail Magazine 2008年5月16日『四川・大地震 高級料亭の味 最近の詐欺手口』



風薫る5月・・・
なのに、ここしばらく首都圏は冬に逆戻りしたような寒さにみまわれています。
どのくらい寒いかというと、つい先日まで半そでTシャツを着ていたのに、今日はダウンジャケットを引っ張り出さなくてはいけないほど。
ああ、寒い。初夏はどこへ…?

なんて書いていたら、その翌日は思わず汗ばむほどの晴天!
もうなにがなんだかわかりません…。

こう天気がコロコロ変わるのは、なにか悪いことの前触れなのでは…?
とつい勘ぐってしまうのは、四川の地震の後だからかでしょうか。

【中国・四川省で大地震】

今、日本のニュースはこの地震一色です。
すぐ隣の国の出来事ということもあり、私たちも阪神大震災という災害を体験したということもあり、報道も「他人事ではない」という雰囲気です。

今回の四川省の地震はマグニチュード7.5。
阪神大震災のときがマグニチュード7.3ですから、今回の規模の大きさは恐るべきものとなっています。
この地震による死者は、推定ですが5万人を超えると言われています。

専門家の話によると、ここまで被害が大きくなった理由は、梁や柱を使わず、石やレンガなどを積んで作られた住居が多かったために、崩れやすく、かつ支えがないために、潰れた家屋の下で人が生き残れるスペースがなかったため…と言われています。

前に聞いたことがあるんですが、耐震がしっかりしていない家でも、トイレに逃げ込めば助かることがあるんですって。
というのも、トイレはスペースが狭く作られているので、柱が防御して家屋が倒壊しても潰れることが少ないからなんだそう。

梁や柱っていうのは、はさまれる恐れもありますが、大事なんですね。

とにかく、現地ではまだたくさんの人が瓦礫の下で救助を待っている状態です。
しかし、現場に至る交通路が分断されているため、現地のレスキューチームも近寄れない状態なのだとか。
国外からもレスキュー支援の申し出があるそうですが、受け入れたのは日本のチームのみ。

それにしてもたった数百名で数万人の救助は…無理ですよ。
実はこの地震の数日前に、茨城県沖地震というのがあって、都心でも何度か大きい揺れを感じることがあったんです。

特に深夜。寝ていたときにガクガクと揺れたときには、思わずベッドから飛び起きるほどの衝撃でした。

それでも震度にしたら3レベル。
こんなレベルでもあんなに揺れるのに、四川では今なおマグニチュード4以上の余震が続いているといいます。
こうしている間にも、住民はどんなに恐ろしく、また不安な時間を過ごしていることでしょう。

本当に他人事ではないです…。

【それでも食べたい? 高級料亭の味】

大阪の高級料亭「船場吉兆」が、またまた問題発覚で大ピンチです。

ここは以前にも、
1)販売している食品群の賞味期限の偽装
2)販売している食品の産地の偽装
3)無許可での梅酒の製造販売…
などの問題を立て続けに起こして、「高級料亭なのに…」と話題になったお店です。

そして、さらに事態を悪くしたのが、経営側の態度。
1)偽装はパート従業員が勝手に行ったと発表
2)パート従業員は「取締役に言われてやった」と反論
3)全責任はパート従業員にあるという事故報告書を作成しようとするも、拒否される
4)大阪府警による家宅捜索・強制捜査
5)偽装は会社がらみということが発覚→営業停止
6)で、どうしようもなくなり、去年の12月、女将さん(創設者の三女)と長男の取締役が会見を開いて、経営陣の関与を認めたのですが・・・

この大事な謝罪会見中、女将さんが隣に座る取締役に対して「頭が真っ白になり…(と言いなさい)」と小声でコメント内容を指示し、それを聞いた取締役が「頭の中が真っ白になってしまいまして…」と汗をかきつつ話したのですが、残念ながらマイクが女将の小声を全部拾ってしまい、「とんだマザコンだ」「謝罪する気があるのか」と、これまた問題に。
結局当時の経営陣は全員辞任し、上記の「小声」女将が新社長に就任する…という形で問題が決着しました。

この時点で、多くの人が「船場吉兆ってダメだなあ~」と思っていました。
ええ、私も思いました。

が、まだまだこんなのは甘かった。

船場吉兆の営業が再開してすぐに、他のお客に出して残した料理を再調理して次のお客に出していたことが発覚したんです。
それも「うっかり」ではなく、何年も常態化していたというから最悪です。

例えば、あゆの塩焼き。
前の人が手をつけなかったものを、改めて焼きなおして次の人に出す。
例えば、刺身。
手付かずならそのまま次の人に出す。
例えば、わさび。
溶かしてわさび醤油として再利用。

…イヤですねえ。
本当に手付かずかどうかなんてわからないし、出しっぱなしの刺身なんて乾燥してカピカピになりそう。
そもそも再調理したら味が落ちるでしょ、確実に。

再度会見を行った「小声」女将=現社長によると、これは「もったいないの精神」ゆえだそうです。
いやいや、それなら自分たちで食べたらよろしい。
高いお金を払ったお客さんに出してはいけないでしょう。

さらにさらにこの「小声」女将、報道陣に「"食べ残し"ではなく"残された『お料理』"としてほしい。
ニュアンスが違う」と注文を付けたりして、もう呆れるしかないというか。。。

ワタクシ、この話の後、メッキリ外食の機会が減りました。
だってつい疑ってしまうんですもの。
「これは大丈夫…?」って。

中国の毒入り餃子事件の後で食の安全が揺らいでいる今、こうした事件があると、本当に信じられるものなんて、自分が作った食料・料理だけ…って気分になります。

そのせいだけでもないでしょうけど、私の周りでは今、ベランダ菜園が流行中。
そのうちニワトリとか飼い始める人も出てきたりして…?

…笑えないなあ。

【みなさんもくれぐれもご注意ください!】

最近私が勤めている会社宛に「●●さんいらっしゃいますか?」という電話がしきりにかかってくるようになりました。
会社名はまちまちですが、すべて非通知です。

●●というのは同僚です。
電話の内容は「マンション経営をしないか」というものなのですが、●●はまだ30歳になったばかり。
私は「なぜ若造に? どうせ勧誘するなら、お金を持っていそうな社長宛にするでしょ、普通。」と思ってました。

ただ、最近●●は車を新車で買ったので、冗談で「間違いでお金を持ってそうな人のリストに載っちゃったんじゃない?」なんて、みんなで話していたんです。

たまたま、こうした電話がかかってくるときには、大概●●は不在だったのですが、本日この電話を●●本人がとってしまったからサア大変。

以前から私たちに「こういう電話がしつこくかかってくる」と聞いていた●●は、電話相手に「マンションを買う気はないし、ここは会社なんで、もうこういう電話をかけてこないでください!迷惑です!」とピシャリ。
で、ガチャンと切ったところ、寸刻を待たずまた同じ相手から電話が。

どうも向こうは「なんて失礼な人なんだ。突然怒りだすは、私を侮辱するは、私は深く傷ついた。
こちらも仕事だから丁寧に話しているのに、あなたは口の利き方も知らないのか。
それでも社会人なのですか!」と逆ギレしたらしいんですね。

しばらく●●も喧嘩腰で話していましたが、突然「…私も確かに悪いところがありましたが…」と謝りはじめ、終いには「…一度くらいなら会って話を聞いてもいいですけど」ということになり、最後には年収・年齢・借金の有無、配偶者…などなどまで、問われるがままに話してしまったんです。

●●が電話を切った後、なんかいや~な予感がした私がインターネットで相手が名乗った社名を検索したところ…

有名な詐欺商法でした!

社名はいくつか使い分けているようですが、
1)マンション購入を迫る
2)断ると逆ギレして脅す
3)自宅まで押しかけ無理やり購入させる…
という手口は一緒です。

ここまで読んで皆さんは、「電話一本でマンションなんて買うわけないから大丈夫」と思うでしょう?
でも●●も、いつもはすごくしっかりした人間ですが、恫喝と懐柔、逆ギレとすかしを繰り返された挙句、会う約束までしてしまったのですよ…。

しかも、電話は切っても切ってもしつこく何度もかかってきます。
気の弱い人やお年寄りなんてきっと一発でやられます!

彼らの手口は「話を聞く→こちらの時間を遣った→買う気を匂わせた」で、それを盾に会わないと家に押しかけると脅したり、会ったら会ったで複数名で買うまで説得にかかるなど、非常に悪質です。

しかも、もし万が一購入まで至っても、クーリングオフ、つまり払い戻しができないような契約を結んでくるのです。
(相手の営業所などに行って契約を結んだ場合は、いかに不当な契約内容でもクーリングオフはできません。)

この件について消費者センターに連絡したところ、最近この手の被害を訴える人が多数訪れ後を絶たない…ということでした。

さて、対策ですが…

一度流れてしまった連絡先リストは変えられないので、

1)非通知の電話には出ない(可能ならば番号を変える)
2)うっかり出てしまったら、何も話さないですぐ切る
3)向こうは電話と名前しか知らない場合が多いので、決して他の個人情報は話さない
です。

もう、後は沙汰がなくなるまで電話攻撃に耐えるしかありません。

●●は、多分車を買うときに書いた書類から会社の連絡先がもれたと思う、と言っていました。

自衛としては、どんなところでも、絶対必要というわけでなければ、連絡先などの個人情報は外に出さない!
これしかありません。

実はこうしてこの原稿を書いている間も、非通知の電話がまたかかってきました。
本当に迷惑…。

石川五右衛門ではありませんが、「世に真砂のつきるとも、世に"犯罪"の 種は尽きまじ.」ですねえ。
悪いやつはあの手この手で人からお金を毟り取ろうとしてきます。

みなさんもくれぐれもお気をつけください。

では来週。

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