MediaMonkeys.net
Search
無料ユーザー登録
海外ロケスタッフを探す
地域で探す
国別で探す
所在都市で探す
ロケスタッフ一覧
* 登録する
翻訳者・通訳を探す
通訳を探す
通訳翻訳一覧
* 登録する
さる電で探す
* 登録する
業界ニュース
業界ニュース投稿
サイトマップ
ホーム
メールマガジン
Mail Magazine 2008年6月7日 『居酒屋タクシー タスポ狂想曲 コピワン問題』
サイトカレンダー
サイトカレンダーをスキップ
«
2021年
04月
»
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
«
»
ユーザー機能
ログイン
ユーザー名
パスワード
新規登録
パスワード再設定
記事カテゴリ
日本のテレビ
(372)
新番組
(33)
海外のテレビ
(110)
社会情報
(135)
コーディネーター情報
(111)
IT関連情報
(141)
視聴率
(95)
映画
(81)
CM
(37)
韓流
(12)
PR
(61)
ギョーカイ日記
(127)
特別企画
(18)
コラム
(44)
メールマガジン
(503)
教えてください
(36)
マーケット
(14)
MM編集部より
(6)
機材
(25)
Mail Magazine 2008年6月7日 『居酒屋タクシー タスポ狂想曲 コピワン問題』
2008/06/09 11:06
投稿者:
MM編集部
表示回数
3,210
Mail Magazine 2008年6月7日『居酒屋タクシー タスポ コピワン』
みなさん、お疲れ様です。
東京は今週の雨・雨・雨だったのですが、金曜日になってやっと晴れました。
しかし空気は湿っております。
実は、今週、火曜日に、以下のような発表が気象庁から出ました。
「関東甲信地方は、梅雨前線の影響で、雨の降っている所があります。向こう一週間も、梅雨前線や気圧の谷の影響で、曇りや雨の日が多い見込みです。このため、関東甲信地方は6月2日ごろに梅雨入りしたと見られます。」
なんとも、ふぁーーんとした表現ですが、これがいわゆる「梅雨入り宣言」です。
東京は6月2日(ごろ)に梅雨入りしたのです。
あー始まっちゃった。
じとじと、しとしと、じめじめの季節が・・・。
ちなみに平年の梅雨入りは6月8日ごろです。
(去年はめっちゃ遅くて20日過ぎ)
ということは、今年はちょっぴり進行が早いみたい。
その分、早く梅雨が終わってくれないかなぁ。
■■■居酒屋タクシー■■■
今、霞ヶ関を一番揺るがしているのは、間違いなく、この問題です。
・・・と言っても、実にセコイ話なのですが。
居酒屋タクシー、または、接待タクシー、とは?・・・
タクシーの運転手がお得意客に対して、「次もよろしくお願いします」という意味で、車内で現金、金券、ビールなどを渡して接待する行為を言います。
タクシーの車内で接待?
初めて聞いたよそんな話と思ったあなた。 正常です。
大多数の日本人もタクシーの車内で、こんなサービスが行われているなんて知らなかったのです。
首相の福田さんだって、「びっくりした。そんなことがあるのかと思った。」と言ったほどの話なのです。
さて、この車内接待、確かに妙な話ではありますが、不況の世の中でタクシー運転手が考え出した営業努力の一つと考えると、世間が目くじらを立てることではないのです。
八百屋さんだって常連客には「きゅうり一本おまけ」に付けたりするしね。
ところが、今、問題となっているのは、こうした接待行為が官僚に対して、頻繁に行われていたということです。
今週、発表された調査によれば、500人以上のお役人が車内接待を受け、その総計は1万2400回超(!)。
お役人の場合、タクシー代は国民の税金から出ている訳で・・・。
その見返りとして接待を受けているのは、マズイんじゃないの?ということです。
少し背景を説明しますと、日本のタクシーでは、近距離の客は敬遠されます。
チマチマと、ワンメーター、ツーメーターの客を乗せても、手間と時間とガソリンがかかるだけで、たいした儲けにはならないからです。
その代わり、深夜の遠距離客(1万円以上)は利益率が高いので、ものすごく歓迎されます。
かつてバブルの時代は、企業も人も財布のヒモがゆるんでいたので、遠距離がバンバンでましたが、今は、どこもかしこも緊縮財政。
企業が社員にタクシー券を出すことも稀になりました。 (うちも、最近は全然、タク券見たことない・・・シクシク)
そんな中、いまだにタク券がバブル期真っ青な勢いで出ているのが、中央官庁が集まる霞ヶ関界隈です。
お役人、とくにエリート官僚は本当に忙しい。
国会の会期中など、大臣から答弁の作成依頼が来るのは夜。
そして作業が終わるのは深夜。
当然、終電には間に合わないので、お役所から出たタク券を使ってのタクシー帰宅となります。
夜、霞ヶ関周辺に行きますと、こういう客を待つ個人タクシーが何十台もズラーと並んでいます。
そして、これらのタクシーの車内で、「次も宜しくお願いします」ってことで、タクシー接待が行われているのです。
この問題、どこまで大きくなるか分かりませんが、警視庁捜査二課が動いているという噂もあるので、「金品」を受け取ってたケースなどには、見せしめとして逮捕者が出るかもしれません。
いずれにせよ、官僚への風当たりが強い昨今、さらに見方が厳しくなるのは必須です。
ちなみに私は、一度だけ運転手にビールを勧められたことがあります。
深夜、高速道路でいきなり車を路肩に停めたので、どーしたのかな?と思っていたら、クーラーボックスをトランクから出してきて、「どれでも好きな物を飲んでよ」と言われました。
中には、何本ものビール、酎ハイの他、チーズのオツマミが入ってました。
こっちは徹夜続きで翌朝からまた仕事だったので、「それより一分でも早く帰ってくれぇ」という気分でしたけど、今考えれば、ああやって接待していたんですね。
あの時飲んでたら、別の意味で路肩に停めてもらうはめになってただろうなぁ・・・。
■■■タスポ狂想曲■■■
タスポ、ご存知ですか?
クレジットカードサイズのプラスチックのカードで、表にはタスポという文字と所有者の顔写真が印刷されています。
タスポとは・・・
自動販売機で、たばこを購入するときに必要となる成人認証ICカードのことです。
未成年の未成年者の喫煙防止を徹底するために、今年3月から日本たばこ協会が導入。
いまや全国の8割以上の自販機では、タスポが無ければ、たばこが買えません。
しかし、このタスポ、カードを作るためには、写真を撮ったり、書類に個人情報を色々と書き込んだりとけっこう面倒。
そのため普及率が低く、タスポ導入後の自動販売機では、売り上げが激減。
今や(皮肉も込めて)日本人の喫煙率を劇的に下げる最終兵器とも呼ばれています。
さて、このタスポをめぐる狂想曲をいくつか紹介しますと・・・
★福岡県に住む母親が15歳の次男のためにタスポを貸し、未成年の喫煙を容認したとして書類送検。
★タスポ導入後に売り上げが9割も減った、佐賀のたばこ店が自動販売機の前にタスポを吊り下げ、誰でも買えるようにしていたことが判明。
(同様のことをしていた店がいくつか見つかる)
★さらに、広島県警の売店に置かれていた自販機にもタスポが吊り下げられ、誰でも買えるようになっていたことが判明。
・・・なんとも・・・。
ちなみに、自販機の横に「タスポをお持ちで無い方は店員をお呼び下さい。お貸しします。」という紙を貼った店もあるそうですが、これはセーフだそうです。
なぜかというと、店員が客と顔を合わせた時に「未成年かどうかの判断が出来る」からですって。
私はたばこは吸いません。
なので、正直に言うとタスポのことはどーでもいい。
ただ、日本全国にたばこの自販機が48万台もあると聞くと、ちょっと多過ぎるなぁ・・・って思います。
海外に行っても、日本みたいに、どこにでも屋外のたばこの自販機ある国って見たこと有りませんもんね。
さてさて、反体制派を標榜する我が社のあるAD君は、「オレは絶対に個人情報を渡したくないのでタスポは作りません」と宣言。
それでも、相変わらず、吸煙器の横に居座っては、スパスパと吸っているので「どーしたの?」って聞いたら、「コンビニで買ってます」だって。
なーーんだ、コンビニで買えるんだ。
どうやらコンビニは対面販売のため、客の年齢を確認できるので、タスポは必要無いんですって。
でも、コンビニの店員が「あなたは、未成年っぽいから売りません」なんて言うかなぁ?
いずれにしろ未成年の喫煙はやめましょうね。
今回は長いですね。
もし、読むのめんどくさいよーと思われた方は、以下は飛ばして下さい。
業界関係のお話ですので・・・。
■■■ダビングは何回がお好き?■■■
最後に業界関係のニュースを一つ、ご紹介します。
みなさんは「コピーワンス」とか「ダビング10」という言葉を耳にされたことがありますか?
MediaMonkeys.netのサイトの方をご覧頂いている方はご存じかもしれませんが、これ、番組をダビング(録画)する時のルールに関する言葉です。
今、日本の一部がこの問題で揺れています。
*これまでのいきさつ
VHSの時代、番組のダビング→コピーは何回でも、し放題でした。
その理由は大きく分けて二つ。
一つは技術的に、番組をコピーする回数をコントロールするのが難しかった。
二つ目は、アナログコピーの場合は、コピーを重ねるたびに画質が劣化するので、番組の違法コピーがそんなに大きな問題にはならなかった。
ところが、デジタル時代がやってきて状況が一変します。
この新しい技術では、放送→ダビングまで、オリジナルのクオリティーが劣化しません。
何回コピーを繰り返そうが、画質はずっと「きれいなまま」です。
そこで、テレビ業界や音楽業界など、著作権でビジネスをしている人が不安を感じたのです。
「オリジナルとほとんど変わらない品質の映像がコピーでバンバン出回ったら、DVDとか販売しても売れないじゃん!政府や家電業界はそこの所、どー考えてんの?」
で、
2004年4月から始まった新しい録画のルールが悪名高き(?)「コピーワンス」です。
コピーワンスとはCopy One Generationの略でして、(さらに略してコピワンという人もいる)読んで字のごとく「コピーは一回だけOKよ」 という意味です。
もう少し正確に言い直しますと、「デジタル放送番組をデジタル機器でコピーするのは、一世代だけOKよ」という意味です。
一世代というのはコピーの場合は、親(マスター)から子(複製)と世代になぞらえて数えていくので、こうした言葉が使われているのです。
コピーワンスがなぜ「悪名高いのか」。
ある夫婦の日常を使って説明しますね。
夫が妻に言います。
「今夜放送する、BSデジタル放送のスポーツ番組が見たいから録画しておいて」
どうやら夫が大好きなサッカーチームが出演するようです。
で、妻がデジタルレコーダーに録画します。
帰宅後、夫は番組を見ていたく感動し、「あーすごくいい番組だった。DVDに保存しておこう。」と思います。
というのも奥さんが韓国ドラマをどんどん録画している為に、すぐに家のレコーダーのハードディスクが一杯になってしまうからです。
そこで普通の録画用DVDをレコーダーに入れてコピーしようとしたのですが、「このディスクにはコピー出来ません」とワーニングサインが出てしまいます。
あれ??
と思いますが、ある拍子に、レコーダーを買った時の店員との会話が頭をよぎります。
「デジタル放送の番組をコピーするには、著作権対応のDVDでないと無理ですよ。」
そこで夫は、電器屋に行き、普通のDVDよりかなり割高なCPRM対応DVDなるものを買う羽目になります。
で、なんとかコピー完了。
「よーし、明日このDVDを会社に持って行って、俺のパソコンでサッカー好きの同僚に見せてやろう。」と思います。
ところが・・・見えません。
「あれ??変だなぁ??」
大騒ぎしたあげく、この手のことに詳しい後輩社員に「先輩のパソコンのDVDドライブがCPRM DVDに対応していないから見れないんですよ。」と笑われます。
(多くのパソコンのDVDはCPRM DVDに対応していません。)
で、怒りのあまり夫はDVDをバリバリと踏みつける。
いや、踏みつけなくても、机の中に忘れてくるでもいいです。
帰宅後、ビール片手に「他人に見せてあげようなんて思ったからいけないんだ。俺だけが楽しめばいいさ。」と思い、レコーダーをスイッチオン。
番組を見ようと思うのですが、なんと、番組が消えてる・・・!!
ぎゃー!?
「昨日の番組、俺に黙って消したな?」
「そんなもの消してないわよ」
「映像が勝手に消える訳ないだろ!」
「知らないってば」と夫婦喧嘩になります。
これ夫の負けです。
本当に、映像は勝手に消えたのです。
コピーワンスで許されているコピーは一回(一世代)のみ。
そして、このコピーはDVDへの時ではなく、番組を録画した時に完了しています。
でも、「DVDにコピーできたじゃん!?」と思うかもしれませんが、二度目のコピー(複製=同じものを二つ作る)は不可なので、 実際に夫が行ったのは、「ムーブ(=一つの映像が移動するだけ)」です。
だからDVDに移動した段階で、映像がレコーダーから消滅してしまったのです。
元のコンテンツを消去しながら移動する、これがコピーワンスの原則です。
幾つもコピーを作らなく立って、一つあればいいよ、と思うかもしれませんが、例えば、こんな話もあります。
DVDへムーブする途中で失敗する。
(案外、多いです。)
すると、大事な映像が、DVDにもレコーダーにも、どこにも残らない・・・。
ああーなんか面倒~。
その通り。
ようするに、コピーワンスって不便で面倒臭いんですね。
ちなみに・・・
無料放送の録画に対して、コピーワンスなどというルールを作っている国は世界広しと言えども「日本」だけです。
さすがに、このコピーワンスには、ユーザーから色々文句が出まして、関係者が協議を重ねて新たに出た案が、ダビング10(だびんぐてん)です。
ダビング10とは、コピー9回+ムーブ1回で、10回分をOKにしようね、という案です。
ダビング10も色々と不便な点はあるのですが、それでも、回数が増えたことに多くのユーザーは喜んだのです。
と・こ・ろ・が、この新ルール、北京オリンピックが始まる前の6月に始まるはずだったのに、突然、延期になってしまった。
延期の理由は、著作権者側と電機メーカーの調整が最後の段階でうまくいかなかったから、と言われています。
しかし、その裏には、放送&著作権者を監督する総務省&文化庁、電機メーカー側を監督する経産省の、縄張り争いというジトーっとした話もあります。
理由が何にせよ、ユーザー不在で事態が動いていることに、多くの業界関係者も困惑しています。
放送業界に身を置きながらこんなことを書くのは、裏切り行為と取られるかもしれませんが、個人的には無料放送のダビングやコピーに複雑なルールを押し付けるのは反対です。
ハリウッド映画とは違い、ほとんどのテレビ番組はDVD化はされません。
ユーザーの利便性を考える前に、取らぬ狸の皮算用をしている気がします。
また、これは自分の経験でも分かるのですが、繰り返し再放送が行われた番組ほどDVDがよく売れます。
再放送されるたびにコピーのリスクが増えるはずですが、それよりも広告宣伝効果の方が大きいのです。
ここ数日、増田総務大臣が「ダビング10は五輪前に解決を」と、問題の早期解決&導入開始を関係業界に呼びかけています。
政治家の働きかけで事態は動くのでしょうか?
業界関係者として推移を見守りたいと思います。
話題:
メールマガジン
関連情報
NULL
同じ投稿者からの投稿: MM編集部
同じ話題: メールマガジン
記事のオプション
印刷用ページ
トラックバック
このエントリのトラックバックURL:
https://mediamonkeys.net/trackback.php/MailMagazine20080607
この記事にはトラックバック・コメントがありません。
Mail Magazine 2008年6月7日 『居酒屋タクシー タスポ狂想曲 コピワン問題』
0コメント
アカウントの登録
古い順に
新しい順に
一覧
入れ子
表示しない
ツリー
[
コメントの投稿
]
以下のコメントは、その投稿者が所有するものでサイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
以下のコメントは、その投稿者が所有するものでサイト管理者はコメントに関する責任を負いません。