Mail Magazine 2010年1月16日 『さようならJAL 検察vsキング小沢 今年の大河』


Mail Magazine 2010年1月16日『さようならJAL 検察vsキング小沢 今年の大河』



みなさん、こんにちは!

今週は東京も寒かったなぁと思っていたら、
「これが寒いの?」と北海道から打合せに来た人に笑われてしまいました。

彼女はいつも東京に来る時は、羽田のコインロッカーに北海道で着ていた服を置いてくるのだそうですが、今年の冬は防寒具が多すぎて、一つのロッカーでは足りないのだとか・・・。
ちなみに今日、彼女の地元ではマイナス18度を記録したそうです。

さて、大地震に襲われたハイチの映像が、日本のニュース番組でも流れるようになりました。
阪神、新潟、パキスタン、四川、スマトラ沖と、これまでも何度も悲惨な地震の映像を見てきましたが、ハイチの場合は、被害を受けたのが首都ということもあり、混乱が際立っているような気がします。

今日、日本の医療チームも現地に飛びましたが、今回使った自衛隊機を政府はそのまま現地に残し、アメリカからハイチへ救援物資を運ぶ輸送機として使用することを検討しているそうです。
(ちなみに日本はアメリカ国内に、救援物資の備蓄をしているのだそうです。全然、知らなかった!)

日本も地震大国、ハイチで起きていることは、他人事とは思えません。
一人でも多くの命が救われることを、心より願っています。

■■■さようなら、JAL■■■

日頃、テレビや新聞の報道を目にしていて、不思議に思うことがよくあるのですが、目下の最大の???は、なぜメディアはJAL(日本航空)に対し、『倒産』という言葉を使わないのか、という謎です。

古くは日活の時も、最近ではNOVAの時も、メディアは会社更生法を申請した企業に対し、『倒産』という言葉を使ってきました。
なのになぜ今回は、『整理』などという、奥歯に物がはさまった言葉を使い続けているのでしょうか?

JALは従業員数48,000人、売上2兆円の超大企業です。
これだけの規模の会社が倒れるのは、金融を除けば、日本の歴史上初めてのこと。
そして、その尻ぬぐいに使われるのは国民の税金。
ならばこそ、きちんと現実と向き合った方が良いと思うのです。

JAL倒産の戦犯を上げるとすれば、歴代の政治家&官僚と、歴代のJALの経営者が、東西の横綱であることは疑いようもありません。

狭い国土に採算無視で空港を乱造し、それをJALに押しつけた政治家や官僚たち。

県民の方々には申し訳ないが、静岡や茨城になぜ空港が必要だったのか、理由が全く分かりませぬ・・・。

一方で、経営者たちは、親方日の丸の時代が終わり、JALが完全民営化された後も、高人件費、高コスト体質を放置し、おまけにサービスの悪化まで許した。

例えば・・・
JALの客室乗務員の平均年収は、ANAのそれより200万円近く高く、スカイマークの倍!
倍ですよ!

おまけにJALの社内には労働組合が8つもあり、深刻な経営危機が伝えられる最中も、社内が一体となって難局を乗り切るという空気を作り出すことが出来なかった。

もちろんテロや世界不況など、同情出来る事情はあるのですが、それは他の航空会社にも平等に起きたこと。
なぜJALだけが倒産する羽目になったのか。
恐らく、内部の人はその理由を、誰よりもよく知っているはずです。

ちなみに・・・
数年前のことですが、海外の知り合いが、JALが所有していた高級アパートを購入しました。
場所は、文句無しの一等地。
眺望も、素晴らしい。
ところが内装がひどかった。
中は荒れ放題で、ガラクタがぎっしり詰まってた。

不動産屋の話によると、JALはこの物件を幹部の住宅用として1970年代に購入し、その後は、接待やらパーティーやらに使っていたらしい。
しかしここ十年は物置として使われており、人が出入りすることも無かったとか。

あーーーーーもったいない。
資産の無駄使いも甚だしい。
きっとJALは、こんな物件を世界中に持っていたのかもしれません。

JAL再建に使われると予想される税金は総額一兆円。
不況に喘ぐ日本で、これだけの血税を使うのだから、この際、問題点を徹底的に洗い出して、新しい組織に生まれ変わって欲しい。

だから言います。
さようなら、JAL

■■■検察 VS キング小沢■■■

昨晩(金曜日)飛び込んできたビッグニュースは、石川知裕衆議院議員の逮捕です。

ものすごくかいつまんでこの事件を説明しますと、今から6年前(2004年秋)、現在民主党の幹事長を務める小沢一郎議員の事務所「陸山会」(りくざんかい)が世田谷の土地を3億5千万円で買いました。

(これが猫の額ほどの狭い土地でして、このニュースを見るたびに多くの庶民は、
”当時の東京って、ホントに土地が高かったんだね~”と、ため息をつきます。)

さて、この時支払われた3億5千万円というお金。
これが問題なのです。

検察によれば、このお金の出所は不明であり、「陸山会」の政治資金収支報告書に記載されていない。
だから、政治資金収支報告書不記載容疑で、関係者を逮捕すると。

なぜ、石川議員が捕まったかというと、彼は当時、小沢氏の秘書であり、土地購入に直接関わった人物だからです。 (・・・しかしながら、もちろん検察の最終ターゲットは小沢幹事長その人です)

どうやら検察は、この3億5千万円を、小沢氏が絶大な権力を握る東北地域での公共工事をめぐる不正献金と見ているようです。
裏付けのため、大手ゼネコンの鹿島建設も捜索を受けています。

一方、小沢氏側は記載ミスは認めているものの、この金は、小沢氏個人のタンス預金であり、違法性は無いと主張しています。
(タンスに3億5千万のゲンナマ!)

昨夜検察は、石川議員に続き、土地売買に絡んだ他の秘書二人も逮捕。
事件の全容を解明すると意気込んでいます。

ということで、メディアは、「検察 VS 小沢」の全面戦争勃発!と、大騒ぎなのですが・・・
正直なところ、世論の盛り上がりは今一つ。
少なくとも、国民は「怒りで真っ赤」という状態じゃない。

周囲の声を拾ってみると…

「小沢のやったことが良い事だとは思わないが、この程度のことは他の政治家もやっているはず。
なぜ小沢だけが狙い撃ちされるのか?」
「事件が起きたのは6年も前の話。
それがなぜ、今、逮捕に踏み切ったのか?」

「不況のまっただ中、政治的な混乱を作ることが日本にとってプラスなのか?」

ようするに、なんで今なの?という雰囲気なのです。

実はその答えも噂されておりまして・・・。

*民主党が予定している司法制度改革に対して、検察は危機感を抱いている。

*検察のトップ交代人事が間近に迫っており、その前に検察は動きたかった。

*次の参議院選挙で小沢民主党の圧勝が予想され、そうなってからでは検察は動けなくなる。

ようするに検察が小沢さんを叩くタイミングは今しか無かったというのです。

さて、どうなるのでしょうか?

余談ですが、小沢一郎と言う政治家は、田中角栄の愛弟子です。

田中角栄は、派閥のボスとして、多くの若手政治家を育てましたが、小沢一郎との縁は特に深かったと言われています。

というのも、角栄と小沢は同じ北国出身。
また、5歳の時に病死した角栄の長男と小沢が同い年なので、息子のように可愛がったと言うのです。

一方の小沢一郎。
昨年暮れには新潟まで墓参りに行くなど、
「政界で活動できるのも、田中角栄先生のご指導のおかげだといつも思っている。」と、自分の政治家としての根幹に、角栄の教えがあることを隠そうとしません。

田中角栄と言えばロッキード事件。
総理大臣として権力の絶頂にいた角栄を、検察は、航空機購入をめぐる汚職疑惑で追い詰め、ついには逮捕するのです。

ある人に言わせれば、
「検察 VS 小沢」という怨念の図式は、この時から、ずーーーーっと、続いていると。
一夜明けて今日、土曜日。 メディアの取材に対し小沢幹事長は、「こういう権力の行使のあり方は納得できない。民主主義国家としてまかり通るべきではない。」と怒りを滲ませながら、語りました。

おお!
お互いに宣戦布告ですか。
やっぱり始まるのか全面戦争。

果たして検察は小沢の逮捕までコマを進めることが出来るのか?
そして、そうなったら日本の政治はどうなるのか?

つうか、早く経済を何とかして欲しいんだよなぁ・・・。

■■■今年の大河■■■

お正月3日に始まった、今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」。
リアルタイムに見れず、録画してあったものを、やっと見ることが出来ました。

「今回の大河は、今までとは随分と違うよ」と、色々な人から噂を聞いていたので、楽しみにしていました。

演出を手がけているのは、2007年に同局で放送された「ハゲタカ」を演出した大友啓史氏。

「ハゲタカ」は、「企業買収」ビジネスをテーマにしたもので、ギャラクシー賞ほか、数々の賞を受賞した作品です。
そのディレクターが大河を演出!ということで、業界内でもかなり注目されていたのです。

で、何が今までと違うのか??

それは、始まってすぐに分かりました。

まず・・・
1) 映像の色味
今までの大河のように、色鮮やか、くっきり撮影ではなく、ちょっと暗い感じ。
・・・これは、大河ドラマでは初めて、「プログレッシブカメラ(30Pカメラ)」を使用しているためです。
テレビではなく、まるで映画を見ているような感覚です。

2) リアルな時代描写
・・・昔は、現代のように清潔・キレイな世の中ではなかったはずです。
当時、生きていた人たちは、みんな汚かったはずなんです。
それが従来の歴史ドラマだと、セットと衣装を変えただけで、現代に生きるキレイキレイな人たちばかり登場する。
ところが、今回の「龍馬伝」では、着物が擦り切れていたり、人々は日焼けして、土黒い。
一歩家から外に出ると、土ぼこりが立っている。
昔って、こんな感じだったんだろうなぁー、って感じられるんですね。

3)斬新なカメラワーク
・・・ドラマは、通常カット割りをして撮影していきます。
ところが、今回はワンシーンを最初から最後まで、一気に撮っているのだそうです。
なので、手持ちカメラが多様されているのでしょう、画面がかなり揺れます。
これ、私には、ちょっと見ていてクラクラする時があるのですが、役者がテンションを保つのに役立っているそうです。

みんなが声を揃えて言うように、従来の大河とは随分と違いますねー。

さて、私的にはこの演出は高評価です。

ただし・・・
一つ、どうしても違和感があるんです。
それは、今回の主役、福山雅治演じる坂本龍馬。

制作サイドは、今回の龍馬に関して、
「ナイーブさ」「優しさ」「ナチュラルさ」を強調、新しい龍馬像を意識している、と語っています。
その意図はちゃんと伝わってきていますし、福山さんも体当たりの演技で、一生懸命さも伝わってきます。

でも、なんか「これが龍馬なのかなぁ?」って感じが残ってしまうんですよね~。
前クールでTBSが放送した「JIN」に登場した、内野聖陽が演じた龍馬の印象が強すぎるせいでしょうか。
(全国の福山ファンの皆様、ごめんなさい!)

気になる視聴率はというと、(ビデオリサーチ調べ、関東地区)初回視聴率は23.2%、2回目放送は、21.0%でした。

まだ2回ですからね、今後の福山龍馬に期待しつつ・・・

また来週!

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