先日、ヤンキースVSレッドソックス戦で乱闘騒ぎが起きた。その時、相手の投手にコロリと投げられてしまったのが、ドン・ジマーコーチである。72歳。今まで幾つかのチームで監督を歴任した後、いまはヤンキース・トーリ監督のたっての願いを受けベンチコーチを務めているという。いくら、経験豊富と言っても、生き馬の眼を抜くメジャーリーグ、しかもヤンキースである。そんなお年寄りがベンチに座っているということに私は驚いた。日本で言えば、川上元監督が巨人のベンチに座っているようなものではないか。
さて数週間前、私はこんな経験をした。ある番組のリサーチで、ワシントンにある国立公文書館の分館に電話した。探していたのはGHQに関するかなり込み入った書類である。交換手に内容を言ったら案外すんなりと「なら、この人と話せばいい」と電話を回された。つながった相手は男性で、その声は力強いが、しわがれて、ゆったりとしている。こちらが「私の英語は、ちゃんと伝わっているのかしら?」と不安になったその時、彼は「あなたの探しているものがなんだか分った。なんとかしよう」と言った。
後で聞けば、私が話した相手は、ジョン・テイラーさんという、日本の歴史専門家や研究者たちが長年お世話になっている分館の「主(ぬし)」のような人だと言う。今年83歳である。
数日後、探していた資料は予想よりずっと早く東京に届いた。ワシントンからはるばる送られて来たその書類を手にしながら、私はテイラーさんのことを思った。そして、今は乱闘に飛び出していったドン・ジマーのことを思う。アメリカは懐の深い国である。この国から学ぶことは、まだまだたくさんあるような気がする。 しばらくこの欄で芸能情報を書いていませんでした。今では古くなってしまったネタばかりかもしれませんが、ご容赦を。 福山雅治と白石美帆:きっかけはドラマ「美女か野獣」での共演だと思うのですが、実は白石にとって福山はデビュー前からの憧れの人だったらしい。ということでウルトラハッピーの白石は「カレがね」「カレがね」と周囲に連発らしいが、一方の福山は堅く口を閉ざしたまま。彼女がいるのが発覚しても人気に影響はないと思うけど。 吉田美和破局:例の年下の彼と破局したらしい。この恋愛、確か吉田美和は相手に妻子が居ることを知らずに付き合っていて、不倫であることが発覚してからも、相手を許し、離婚するのを待つと言っていたはず。・・・で、どうやら相手は離婚はしたらしいのだが、なんと別の女性に走ってしまったらしい。別れた方がいいよ。そんな男とは。 いとし・こいし引退:漫才コンビの夢路いとし・喜味こいしのお兄さん、いとしさんが亡くなりました。残念です。このコンビ、私が子供の頃、ゲーム番組の司会をやっていた。確か、視聴者参加で、スタジオに来た夫婦が欲しい品物を制限時間内に集め、その重さか、価格を当てなければならない。そんな番組だった気がする。オリエンタルカレー提供だったと思うんだけど。とにかくその頃、私はこのコンビをあまり好きではなかった。それはもしかしたら、今ほどテレビに流れていなかった大阪弁がダメだったのかもしれない。なのに年を取ってきたら(こちらが)、あの二人の面白さが判るようになった。自分たち(及び家族)以外の人をバカにしないから、ホンワカとしていて、笑っていて気持ちのいい漫才だった。今回、会見した弟さんは、いとし・こいしの漫才は「一代限り」と、漫才引退を宣言した。その姿を見て、なんだか、こちらもポロリとしてしまった。
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