Column 2003年10月23日 『噂の真相』

 あー残念だ。「噂の真相」があと5冊で休刊してしまう。毎月この雑誌を心待ちにしていた全国のファンの「なんでだよぉー」という声が聞こえてくる気がする。

 「噂の真相」、通称「噂真」は、いわゆるゴシップ誌である。頼りないくらい薄っぺらい雑誌なのだが、それは広告量が少ないせいで、中はぎっしりと文字が並んでいる。もちろんガセネタもあるのだが、大手マスコミが圧力を気にして書けない「真相」もかなりあって、最近では「噂真」発、新聞が後追いというネタも多い。(クリーンヒットは、則定元高検検事長スキャンダル。これは「噂真」がスッパ抜いたのを全国紙が取り上げた。)

 「噂真」のエライところは、取り上げる対象に(ほぼ)タブーが無いことで、政治はもちろん経済界やマスコミまで、大組織から個人まで満遍なく俎上にのせている。ちなみに、売れっ子芸能人に関するゴシップは他の雑誌でも読めるけど、売れっ子作家に関するゴシップはここでしか読めない。いかに出版社が「作家先生」に気を使っているかわかります。

 さて、休刊の理由だが「売れ行き不振」ではないとのこと。むしろ経営的には上向いているそうで、社長兼編集長は「勢いのあるうちにやめたい」と説明している。これから、彼は長年の夢である海外旅行に行きたいのだそうだ。長年お疲れ様でした。でも。誰か後を引き継いでくれないかなぁ・・・。  

 この雑誌を目の敵にしている人は多いはずだし、休刊を喜んでいる人も多いだろう。しかし、そういう人たちは、これからこの雑誌がいかに貴重な存在だったか痛感することになるのではないか。なぜならこの雑誌が果たしてきた役割は今後インターネットへ移るはずだし、そこには「噂真」が持っていた、ポリシーや節操を期待するのが難しいからだ。
 エッチな写真などがあって手に取れないという人もいるようですが、チャンスがあれば休刊するまえに一度手にとってみてください。

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