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Column 2005年1月26日 『中国のテレビ事情』
2005/01/26 19:51
投稿者:
MM編集部
表示回数
2,519
MediaMonkeys.netコラム
中国のテレビ レポートその①
経済の急成長で世界から注目が集まる中国。
しかしこの国のテレビ事情が紹介されることは少ない。
今回はインターネットでの情報を中心にその実態を探ってみた。
(ここでの情報は文末にに書いた各URLのものを参照しています)
■■■
中国テレビ放送の歴史
■■■
中国でテレビ放送が始まったのは1958年5月1日。(放送開始は同年9月2日)
この時放送を行ったのは、後の中央電視台(CCTV)である。
1960年代になると、十数局の地方局が次々と開設する。
これらの各地方局は、中央から番組供給を受けていたが、
早い時点から独自の番組制作を開始している。
これには、中国の国土が広く、地域によって文化、
言語の差が大きかったことに理由がある。
1973年に中央電視台はカラー放送を開始するが、
当時は文化大革命の最盛期であり中国のテレビは、 しばらくの間、沈滞期を迎える。
ちなみに、文化大革命が終わる78年までに、
中国全土に普及したテレビの台数はおよそ50万台。
当時の中国の経済状況を割り引いても、50万台は少ない数字である。
それが文化大革命が正式に終わった翌年の79年には、
たった一年間で約200万台が販売されたという。
以後、テレビは中国で凄まじい勢いで普及してゆく。
中央テレビ市場研究公司の調査によれば、03年の普及率は86パーセント。
テレビ視聴世帯は3億6000万世帯、視聴人口は10億7000万人、
CATV(ケーブルテレビ)の加入世帯も1億1500万世帯。
どの数字を見ても、中国が世界最大のテレビ大国であることが分かる。
■■■
放送の仕組み
■■■
①地上波
中国のテレビ局は、行政区と同様に、省、自治区、直轄市に分けられている。
つまり中国のテレビ局は以下の3つで構成される
●省級電視台 32局
●市(省会城市)電視台 26局
●地電視台(地方都市電視台) 多数
省級電視台は、各省に1局しか認められていない。
(例外は上海で、上海電視台と上海東方電視台の2局が存在する)
省級電視台には、北京電視台、上海電視台、上海東方電視台、
広州電視台、広東電視台、遼寧電視台、沈陽電視台・・・などがある。
なお国営放送である中央電視台 (CCTV)も、分類上は省級電視台の1つであり、
他の各地方テレビ局との間には上下の関係は無い。
ただCCTV1台(CCTV-1)の番組は、通信衛星などを使い全国に送信されている。
広大な中国全土をカバーするただ1つの放送局。
このことが、長年、中央電視台 (CCTV)の大きな武器になってきた。
しかし(後述するように)最近では衛星放送の発達により、
全国放送はCCTVの専売特許ではなくなってきている。
②ケーブル&衛星放送
中国では、ケーブルテレビ局(有線電視台)は普及が進んでおり、
ケーブルテレビの契約数が世界一多い国と言われている。
ケーブルの発達は以下の衛星放送の発達とも密接な関係を保っている。
中国で衛星放送がスタートしたのは1980年代。
当時は、新疆ヴイグル自治区などのような、
難視聴地域対策として衛星放送がスタートした。
それが90年代に入ると、各地方テレビ局が相次いで自局の番組を衛星放送するようになり、
00年5月には、全ての省級テレビ局が衛星放送を行うようになった。
各地方局が衛星放送を行うようになったきっかけの1つには、
省級テレビ局が他の地域に放送局を持てないことにある。
より広いエリアで放送し、より多くの視聴者を獲得し、
より多くの広告収入を得る。
そのために衛星放送への投資は必然だったと言える。
なお現在中国では、情報規制の政策から、
個人による衛星放送のアンテナの設置が禁じられている。
そのため、衛星放送は、各地域のCATV局を経由して各家庭に配信されるシステムになっている。
こうして中国では、衛星放送の発達、情報規制などが、
CATV網の発達へとつながったのである。
(ただし最近は、上海などの一部の都市で、家庭でも業者に頼んで、
個別にアンテナを設置できるようになってきたという、報告もある。)
なお、前述したように各地方テレビ局が衛星を使い全国放送を開始したことで、
全国放送は中央電視台CCTVの専売特許で無くなった。
そしてスポンサーは広告料の高かったCCTVから、
各地方局の衛星放送へとCMの出向先を変える現象が起きてきた。
そこで最近のCCTVは、チャンネル毎に番組の性格を統一し、
番組の質を向上させることで、地方局との差を付けようとしていると言われる。
③放送のデジタル化
放送のデジタル化は、03年にCATV系を中心に既に始まっている。
政府が発表した今後のスケジュールによれば、
●05年にデジタル衛星中継業務開始
●08年に全面的な地上デジタル放送を展開
●15年にアナログ放送を停止し、有線、衛星、無線でのデジタル放送で全国をカバーするとなっている。
(08年の北京オリンピックでは、全ての競技を高プラズマデジタル放送とすることが目標とされている)
日本でも昨年普及台数が飛躍的に伸びたハイビジョン受像機。
人口13億の国がアナログからデジタルへ受像機を買い換える時に向けて
中国国内はもちろん世界中のAVメーカーが既に動き出している。
■■■
都市部の平均的なテレビ視聴の様子
■■■
「地上波のテレビの受信料は基本的には無料です。ただそれだけでは、
地方テレビ局の2、3チャンネルしか見ることはできないので、
ご近所はみんな有料のCATVに加入していました。
ケーブルでは、地元の地方テレビ局のほか、中央電視台や全国主要都市の
各テレビ局の番組など約40チャンネルを見ることが出来ます。
中国のテレビの特徴は、日本のように様々なジャンルの番組を放送する
総合チャンネルというより、「ニュースチャンネル」「ドラマチャンネル」というように
チャンネルごとに番組の内容がはっきりと分かれていることですね。」(上海)
■■■
中国のテレビが抱える問題点
■■■
ここ数年、テレビ局の開局が盛んに行われてきたため、局の乱立が目立ち様々なトラブルが続出している。
中央政府はテレビ局の統合を計るとともに、制作と放送システムの分離を打ち出している。
また、多チャンネル化により良質な番組コンテンツの不足も深刻であり、
海外からの良質な番組の購入などを促進する動きが出てきている。
視聴人口10億人以上 普及する中国のテレビ
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