Monkeys Diary (カメラマンB編 071102)


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     このページでは、Panasonicの最新DVカメラ(AG-DVX100AAG-DVC30)を、
     業界人がデモ機として日常で使用し、その体験をつづっていきます。

     今回は、怒涛のカメラマンB編。
     小型カメラの収録について、プロの視点から書いてくれました。

     怒涛のカメラマンB の日記 Vol.57 -2007年11月2日- 



     『ミリキタニの猫』という映画を観ました。

     「ミリキタニ」とは・・・
     現在80歳を超えるNYのストリートアーティスト三力谷勉のこと。

     9.11をきっかけに、彼を自宅に住まわせた監督が、
     三力谷が失っていた市民権の回復を支援しながら、
     第二次世界大戦時代に彼が経験した日系人強制収容所の歴史や、
     彼の絵画に込められたものを"ものすごく主観的"に撮った映画です。

     多くのシーンを監督1人で小型DVCAMを使って撮影した様で、
     三力谷と監督の心の距離がそのまま画に現れている
     とても素敵な映画でした。
     ただし、録音はちょっと「辛いな」という印象がありました。
     字幕があるので内容を把握するのには問題ないのですが、
     音声がところどころ聞き取りにくいのです。

     実は、制作最終段階にある私たちの映画
     『草間弥生 わたしだいすき』でも、同じ課題がありました。

     この映画は、『ニアイコール』という
     アーティストドキュメンタリーシリーズの第五弾で、
     これまでの作品はすべて、撮影は監督自身で
     行われています。

     今回は、状況に応じてカメラマンの私がDVX-100Aで撮影した映像と、
     監督がDVX-30で撮ったものとを合わせて構成されていますが、
     録音スタッフは諸条件を鑑みて組みませんでした。
     カメラに装着されているマイク以外は基本的に使っていません。

     三力谷もそうだったと思いますが、
     "アーティストというのは特別な人種"だと思います。
     凡人の私とは違う時間の流れを生きている感じで、
     草間センセイも"色々な草間弥生"を内面に持っていて、
     「今日はとても近づけないな・・・」ということも
     撮影期間中しょっちゅうありました。

     そういうムードの時は、草間センセイの視界の中では
     出来るだけ気配を消す様に努力しました。
     勿論、完全に消えてしまうことは出来ないとしても、
     スタッフと機材は極力コンパクトにしました。

     今回使ったカメラは、そういう意味で
     とても良い選択だったと思います。
     しかし当然、放送用カメラと同様というわけにはいきません。

     今回、苦労したことの一つは、"音"です。
     カメラマイクのみでの録音は、やはり限界があります。
     話者から遠かったり、マイクがそちらに向いていない場合、
     収録がとても難しい。。。
     また、ハンディーの撮影の時など、
     グリップノイズをひろってしまったり・・・

     特に、集中して撮影している最中は、
     録音の為にカメラワークが限定されてしまうのは、
     カメラマンとしては辛いことだし、
     そういう時は『録音スタッフがいたらなぁ。・・・』と、
     つくづく思いました。

     

   ■■■筆者プロフィール■■■
   兵庫県生まれ。
   フリーランスの撮影技師として
   ドキュメンタリーTV番組、
   CM、PV、映画等の撮影に携わる。

   ■■■主な撮影作品■■■
   『情熱大陸』(毎日放送)『世界の車窓から』(テレ朝)
   『ハイビジョンスペシャル』(NHK)
   『遠くへ行きたい』(よみうりテレビ) 



 

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