突然ですが、CMを作ることになりました。
うーん、テレビ制作会社にCM制作を頼むなんて・・・
勇気あるなぁ、オホホホ。
絵コンテを描いて、出演者オーディションをやって、
スタジオをおさえて・・・。
次は機材です。
これは、色々悩んだのですが、
結局、話題のテープレスカメラ、パナソニックのAG-HVX200 P2(以下P2)を
使うことにいたしました。
理由は・・・
1)HDで撮影という条件だったから。
2)ノンリニアですぐ編集を開始したかったから。
3)使ってみたかったから。
まぁ、正直に言うと、一番の理由は3)ですよ。
機材って、噂や評判だけではよく分からない。
とにかく自分で使ってみないとね。
使い慣れた機材は安心だけど、
これからテープレスの時代が確実に来ることを考えると、
早い内に実戦で使っておいた方がいい。
よーし、やってみよう!
ご対面: まずはP2のカメラを借りてきて初対面をすることにしました。
百聞は一件にしかずです。
ところで、人もカメラも第一印象って大事です。
ちょっとドキドキ。
じゃーん、
箱から出てきたその姿を見た第一印象は、
「案外、大きい」。
これまで使っていたAG-DVX100Bに比べると一回り大きくって、
ちょっと重い気がします。
今回はCMだからいいけど、
ドキュメンタリーとかでディレクターが手持ちで
長い間担いだら肩がコルかも。
ちなみに、ボディの質感はプラスチックっぽくなくて高級な感じがします。
レンズ: レンズはLEICA(ライカ)、径は82mm。
AG-DVX100Bは72mmだったからレンズに存在感があります。
覗いた感じは(素人目には)「とってもキレイ」です。
収録メディア: P2はテープでもカードでも撮影が出来るのですが、
今回はHD撮影ということでカードを使います。
カメラに付いてきたのは16GB×2枚で計32GB。
ようするに32分。
うーんちょっと微妙な長さだなぁ。
CMだからそんなに回らないとは思うけど、
役者さんがNG連発した時のことを考えると、
あと2枚(32分)借りた方がいいかもしれない。
これはエキストラコスト。
早く、カードの収録分数がもっと伸びて欲しい。
と、無事ご対面を果たした我がスタッフ。
明後日は技打ちです。
今回、頼むカメラマンさんは、
P2カメラって使ったことあるだろうか???
そしてその反応は?
ということで、これから数回にわたって
テープレスカメラを使った制作のあれこれを、
同時進行でお伝えしていきます。
■■■筆者プロフィール■■■
プロデューサー。
横浜生まれ、横浜育ち。
大学出てからずっと制作会社にいます。
■■■最近の主な制作作品■■■
テレ朝 『世界の車窓から』
BS-i 『東ローマ帝国』
BS日テレ 『世界遺産』